のん主演映画「私にふさわしいホテル」で朝ドラヒロイン“後輩“高石あかりと並び立つ
のん(31)が20日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「私にふさわしいホテル」(堤幸彦監督、12月27日公開)完成披露上映会に登壇した。NHK連続テレビ小説でヒロインを演じることが10月に発表されたばかりの“後輩”高石あかり(21)と並び立った。 【写真】同じく映画完成披露上映会に登壇した高石あかり 13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロイン・アキを演じた、のんは「私にふさわしいホテル」の撮影を振り返り「すごい楽しかったです」と笑みを浮かべた。一方、高石は10月29日に、25年秋放送の「ばけばけ」のヒロインを務め、明治時代の作家、小泉八雲の妻・セツをモデルにした役を演じると発表されたばかり。のんと田中圭(40)滝藤賢一(48)との共演について「いつかご一緒したいと思った方々…夢みたいと直接、伝えさせていただいた」と感激を口にした。 「私にふさわしいホテル」は作家・柚木麻子氏の小説を実写化。のんが演じた中島加代子は、新人賞を受賞も滝藤賢一(48)演じる大御所作家・東十条宗典から酷評され、華々しいデビューを飾ることなく小説を発表する場も得られない、不遇の新人作家だ。文豪に愛された憧れの東京・山の上ホテルに宿泊した際、上階に東十条が宿泊していることを知り、田中圭(40)演じる大学の先輩の編集者・遠藤道雄の手引きで東十条の執筆を邪魔し、締め切り日に文芸誌の原稿を見事、落とさせ、因縁の対決に突き進んでいく物語。高石は、加代子と親しくなっていく東十条の愛娘・美和子を演じた。 のんは「本当に不遇な状況に置かれても屈強に立ち上がり、動くのが格好良い。私がやってきた役の中で1番、性格が悪いと思います。それが、気持ち良かった!」と加代子を演じた思いを語った。“敵役”の滝藤は「僕の役も十分、嫌だと思うけれど、のんちゃんの、したたかな感じ、あかりちゃんが父を見る目…あんな目で父を見られると思ったら、僕が演じた男尊女卑クソジジイも、かわいく見えるんじゃないかな?」と高石の演技もたたえた。 高石は「短いシーンだからこそ、登場した瞬間の目であったり、会話の途中の父への怒りの目線の鋭さが増した。そういう演技ができたのかな…会話劇が楽しかった。休憩時間に優しくお話ししていただいた」と笑みを浮かべた。