密着してヌクヌク走る!「冬、恋人とのタンデムが楽しい」【ストリート系バイク4選】
「ちょっと近場まで」なら……ストリート系でも
暦の上では秋冬となっても記録的な高温状態が続いた2023年。一生懸命に仕事をした高気圧もようやく体力切れになったのか、冬らしい気温となる日が多くなってきました。 ライダーにとって冬は辛い季節と言えますが、空気が澄んでいるので景色が綺麗に目に映るのも事実です。晴天で気温が落ち着いている日は、バイクを駆って出かけたくなるライダーは多いと思います。特にパートナーがいるライダーは、後ろに乗せて少し遠出するのもいいでしょう。暑い夏とは違い、お互いの身体を密着させて暖かさを感じられるのも冬のタンデムの良いところ。 今回は、そんな冬のタンデムにお薦めのバイクを4台選びました。ガッツリとツーリングというよりも、近場から若干の遠出くらいを想定し、ストリート系のモデルを軸としています。 【 画像ギャラリー 17枚】密着してヌクヌク走る!「冬、恋人とのタンデムが楽しい」【ストリート系バイク4選】……の写真を見る!
【1台目】は「カワサキ・エリミネーター」……ゆとりのあるライポジに恋人も安心
タンデムで意外と重要なのは、運転者の乗車姿勢ではないでしょうか。カリカリのスポーツモデルで戦闘心むき出しの前傾姿勢となるよりも、クルーザーやクロスオーバーのように上体が起きていた方が、同乗者が運転者に安心して手を回しやすいもの。 エリミネーターは、まさに運転者の上体が起きた姿勢となるクルーザータイプのモデルです。ゆったりとリラックスした状態で運転ができるので、同乗者も安心して身を預けられます。 加えて足着き性が良いため、停車時には足を踵までつけてバイクを支えることができます。タンデムでは支える重量が増し、また重心位置も高くなりますので、しっかり足を着けることは大事です。街なかで安心してストップ&ゴーができる点でもタンデムにお薦めのバイクと言えます。 ●「カワサキ・エリミネーター」主要諸元 【エンジン・性能】種類:水冷4サイクル並列2気筒DOHC4バルブ ボア×ストローク:70.0×51.8mm 総排気量:398cm3 最高出力:35kW<48ps>/1万rpm 最大トルク:37Nm<3.8kgf・m>/8000rpm 燃料タンク容量:12L 変速機:6段リターン 【寸法・重量】全長:2250 全幅:785 全高:1100 ホイールベース:1520 シート高:735(各mm) 車両重量:176kg タイヤサイズ:(F)130/70-18 (R)150/80-16 【カラー】パールロボティックホワイト、メタリックフラットスパークブラック 【メーカー希望小売価格】75万9000円 ※以下「■~」は写真の説明文。写真は【画像ギャラリー】にまとめてあります。 ■400ccながらロー&ロングのどっしりとした車体を持つエリミネーター。 ■伸びやかなスタイルは後方からの見た目もどっしりとしています。 ■リアシートにはサードパーティ製のグラブバーやバックレストを取り付け可能。 ■Z400と比べて上体をラクにして運転することが可能です。