汚れ落とし復興の新年へ 富山・日枝神社すす払い
富山市山王町の日枝神社で20日、すす払い神事が営まれ、神職や氏子代表、巫女(みこ)ら9人が本殿や拝殿の汚れを落とし、新年を迎える準備を整えた。 平尾旨明宮司が祝詞を奏上し、白装束の関係者が長さ約3メートルの斎竹(いみたけ)で、本殿や拝殿の天井、柱にたまったほこりやちりを丁寧に払い落とした。平尾宮司は県内でも大きな被害があった能登半島地震に触れ、「来年は巳年。蛇は脱皮を繰り返し強い生命力を持っている。強い活力で一日も早い復興を願っている」と話した。 同神社では、正月三が日で例年並みの25万人の参拝者を見込む。