“馬好き家族”の仰天生活 長男は好きが高じてジョッキーに! 次女も兄の背中を追って草競馬出場
子どもたちが学校から帰ってくると、サニーは散歩の時間です。この日は琴羽さんが乗馬しながら散歩に出かけました。安全のために友だちとお姉ちゃんが綱を持ちます。乗っている時は軽車両、つまり自転車と同じなので、一時停止など交通ルールを守りながら歩きます。ストレス解消や爪を適度に削るためにも、散歩は欠かせません。
ですが、突如町中現われたポニーに道行く人たちはビックリ! 声を掛けられたり、写真をお願いされたりと、サニーを通じて散歩中にいろんな人との出会いが生まれているようです。
ジョッキーデビューした長男のため親戚家族で大応援団結成!
馬好き一家・望月さんの家の中を見てみると、至る所に馬があります。本棚にも馬の本ばかり。実は、小学生でジョッキーになることを決めた長男の洵輝さんが乗馬を始めると、練習についていった家族も馬のかわいさにひかれ、全員馬が大好きになったのです。 洵輝さんは馬好きが高じて、家で競馬中継を見ながら、自作の馬で仮想レースをするまでに。そこで望月家は、思い切って自宅でポニーを飼う決断をしたのです。
「本人のやりたいことをやらせる」というのが望月家の子育てのモットー。洵輝さんは夢を叶えるため、中学卒業と同時に親元を離れ競馬学校へ入学しました。寮生活のため、2年間はほとんど家に帰らず厳しい訓練を受け、今年4月、名古屋競馬場の騎手としてデビュー。さらに、デビューからわずか2日目で、4月にデビューした全国の地方競馬の騎手の中で、一番に勝利をGETしたのです。
そんな活躍の裏で、母親の美加さんは、成長期の子どもと会えなくなるさみしさがあったようです。そんな時に癒してくれたのは、洵輝さんがきっかけで家族の一員になったサニーだったと話します。 洵輝さんのジョッキーデビューで「生活が変わった」と笑みを浮かべて話すのはおじいちゃん。おじいちゃんもおばあちゃんも競馬の“け”の字も知らなかったのに、今ではすっかり虜に。孫が出るレースを全てリアルタイムでチェックするだけでなく、孫専用の出走表まで書く力の入れようです。