お金目当ての参加者が明らかに「ずっと罪悪感を抱えてた」『LOVE CATCHER Japan』7話
愛とお金の究極の選択を迫られる恋愛エンターテインメントショー『LOVE CATCHER Japan』が、12月16日からABEMAにて放送を開始。この番組は韓国の「CJ ENM」傘下の「Mnet」が制作した『ラブキャッチャー』の日本版で、日本での制作は「ABEMA」と吉本興業が共同で行っている。番組に参加する10人の男女は、自分の正体を隠しながらゲームに挑む。参加者たちの恋の行方、人間性、内面の葛藤、そして最後まで誰も予想ができない結末に注目が集まる。 【写真】「勇気出していい?」ともきにストレートな想いを伝え、キスをした相手とは……? 今回は、いよいよ告白前夜を迎えた『LOVE CATCHER Japan』第7話の見どころを解説する。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 第7話の冒頭、インタビューにて前回の“脱落者”について語り始めたあもん(大倉亞門)。「もう好きな人を疑いたくないっていうのは、昨日かいせい(佐久間海世)に教えてもらったから」と声に悲しさを滲ませる彼は、まさかこの日、ラブマンションにさらなる辛い展開が待ち受けていたとは思わなかっただろう。 それぞれの思いを抱えたメンバーたちに「本日がみなさん一緒に過ごす最終日です。明日は最後の告白のみとなります」とアナウンスが。さらに、ここで新ルールが加わる。最後の告白を前に改めてラブかマネーを選択し直すことができるとのこと。この新ルールは吉と出るか、凶と出るのか。さらに7日目のアナウンスには、これまでの内容と異なる指示も含まれていた。 「秘密の部屋で正体が気になる1人を選択してください」 この一言には、地獄のバーベキューとなる予感に震えるスタジオを観ながら、多くの視聴者も嫌な予感を感じたのではないか。 そんななか、カメラはみら(ヴァッツ美良)を捉えていた。なつき(東夏輝)と時間を過ごしながら、「気が抜けた自分も受け入れてくれる人と出会いたい」と話すみら。まるでなつきがその人であるかのように語り続けるみらだったが、この出来事が後半への伏線になるとは誰が思っただろうか。 一方、りょう(高崎凌)とはつね(矢ヶ部初音)もプールサイドで残された時間を2人で過ごしていた。りょうは「俺は本気で恋愛をしにきてるから」と、はつねがラブでもマネーでも関係なく、彼女と向き合いたいと思っている事を伝える。 そんなりょうの言葉に嬉しそうに頷きつつ、はつねも自身のなかの前向きな変化を打ち明ける。ひとみ(井上ひとみ)とかいせいの脱落は、彼らと親交を深めていた彼女にとっても、思うところがあったようだ。 脱落者の影響は、別のペアの関係にも如実に表れていた。ともき(水野友貴)は前日にみさき(谷岡美沙紀)が見せた緊張感のない態度が気になった様子。話す内容の配慮が場に適していなかったことから「(みさきの)人間性の面が見えた」とみらに相談を持ちかける。 しかし、ここからさらにメンバーを追い込むある事件が起こってしまう。投票の結果……つまりはメンバーの「最も正体が気になる人」の名前と役割が発表されたのだ。 まず、最初に名前が表示されたのはりょうだ。彼はラブキャッチャーだった。そして、なぜかここではつねが泣き出す。その意図を探る間もなく、続いてもう1人の名前がモニターに映し出される。 「はつね・money」と書かれたそれに、誰よりもはつね自身がショックを受けていた。思わぬタイミングで、番組史上初のマネーキャッチャーの正体が明らかになった瞬間だった。 動揺するはつねに寄り添うかのように「全然大丈夫」「あっちで話そう?」と優しく肩を抱くりょう。彼の優しさが本物だったゆえに、はつねもつらかったのだろう。「私今日めっちゃ安心したの。変えられるって知って」「騙したいとも思ってないし、ずっと罪悪感を抱えてたから」と語るその言葉は、真実味を帯びていた。 りょうとはつねの一件に感化されてか、みらも涙を流す。隣で彼女をなつきが慰めるが、そこにあもんもやってくる。いつもとは違う強気な様子で「みらちゃんとふたりで喋りたい」と強気に出たあもん。みらに対して「弱いところをみせてもいい」と告げたあもんを観て、「(みらの)鎧剥がせるのあもんじゃない?」とスタジオもにわかに盛り上がる。 しかし、第7話はまだ終わらない。男子部屋では、カーディガンを返しにきたみさきが、ともきに手紙と自分の香水をわたしていた。ともきは、やはり昨日の脱落者の場面の振る舞いについて指摘する。しかしその苦言も「俺はもし結ばれるんだったら、ちゃんと長く向き合いたい」という真面目さ溢れる理由からで、昨日の一件があってもなおみさきへの想いは日に日に募っているようだ。 手紙に綴られていたのは、ストレートなみさきからの想いだった。「日本に帰ってからも一緒にいたい。大好き」「勇気出していい?」とみさきからキスされたともきは、もはや恋する1人の男にしか見えない。 一方女子部屋では、「なつきと話してないんだよね」とみらが俯きがちに言葉を溢す。みらがなつきを避けていたのは、彼がマネーであると確信したからだった。「どこまでが本心で、どこまでが私を騙すための嘘だったんだろうって思うと……」と悲しそうな表情のみらにアドバイスをしたのは、はつねである。 「自分の気持ちに素直になって、真っ直ぐに行ったほうが後悔しないと思う。自分に嘘つくことが一番つらい」 現在マネーキャッチャーである、はつねだからこその言葉の重みを、みらはどう受け止めたのだろうか。次週最終回、8人それぞれが“本当に欲しいもの”を掴めることを祈ろう。
すなくじら