注目ルーキー、山形愛羽が大会新V 女子100&200mで2冠/陸上
陸上・日本学生個人選手権最終日(16日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)女子200メートル決勝は山形愛羽(福岡大1年)が追い風1・4メートルの下、23秒53の大会新記録をマークして制した。学生歴代5位、U20歴代4位の好記録だった。 山形は15日の女子100メートルでも追い風1・7メートルの中、U20日本新記録の11秒41をマークして優勝。2日で6本走るハードスケジュールの中、2冠を達成し、「100メートルと200メートルで自己ベストと2冠が達成できてうれしい」と目を細めた。 身長154センチと小柄ながら、「誰にも負けない」というピッチを武器に急成長中。熊本中央高3年時に全国高校総体で短距離2冠に輝き、今春に福岡大に入学。「高校までは感覚で走ってきたが、5月の世界リレーでは日本代表を務め、世界へのモチベーションも高まった。「世界大会の決勝でも身長の低い選手もいるし、日本の女子でもいけるところを見せたい」といい、2028年のロサンゼルス五輪を目標に掲げる。 27日開幕の日本選手権(新潟)は100メートルと200メートルの2種目に出場予定。日本女子短距離界のホープは「金メダル、2冠を狙いたい」と力強かった。