狩猟の魅力を体感 マタギ講演、ジビエ料理も 福島・会津若松でイベント
狩猟に関する情報を発信するイベント「ふくしま狩猟ワールドinあいづ」が21日、福島県会津若松市で開かれた。来場者が狩猟の魅力に触れた。県の主催。 新規狩猟者の増加につなげようと初めて開催した。「奥会津最後のマタギ」として知られる猪俣昭夫さん(金山町)が「マタギの精神~狩猟の魅力と自然との共生~」と題して講演した。病気のため車いす生活となる中、現在も狩猟への熱い思いを抱く猪俣さんは「狩猟をしないと、山の環境が悪くなったり、里に下りるクマなどの動物が増える」と語った。猪俣さんは、下郷町地域おこし協力隊の高山兼輔さんらとトークセッションも行った。
会場では、料理人をしていた経験がある高山さんがイノシシやシカの肉を使ったジビエ料理を振る舞ったり、レシピを紹介したりした。射撃シミュレーターによる狩猟体験、鹿革のキーホルダー作り体験などのブースも設けられた。
郡山1月、福島2月
イベントは来年1月18日に郡山市、2月9日に福島市でも開かれる。参加無料。事前申し込みが必要で、応募多数の場合は抽選となる。申し込み方法などは専用ウェブサイトで確認できる。問い合わせは福島民友新聞社内の事務局(電話024・523・1457)へ。
福島民友新聞