五輪で走るだけじゃなく“活躍する選手”に…マラソン加世田梨花 第2の故郷・名古屋で「最後の1枠つかむ」
パリオリンピック・マラソン女子日本代表の切符はあと1枚。3月10日に行われる「名古屋ウィメンズマラソン2024」が最終選考レースとなります。 【動画】「見る者の心を揺さぶる躍動的な走り“1日約50km”加世田梨花の激走」を見る 大阪国際女子マラソンで前田穂南選手が出した日本記録2時間18分59秒を切り、日本人トップになれば代表内定です。 今大会で初のオリンピックを目指すのは、加世田梨花選手。 加世田梨花選手: 「名古屋は大学4年間を過ごした思い出の地なので、そこを走れるっていうのはすごくうれしい気持ちがあります」 女子駅伝の名門・名城大学で1年生からエースとして活躍した世代トップのランナーです。 2023年10月、夢舞台を懸けて挑んだ「マラソングランドチャンピオンシップ=MGC」。しかし結果は4位。パリオリンピックの切符をつかむことはできませんでした。 残るは1枠。その前に立ちはだかったのが前田選手の記録です。 加世田梨花選手: 「いやもう、すごいなーっていう思いと、でもその記録を抜かないと私はパリに行けないっていう…」 持ち味のスピードを生かすため、1日約50kmとかつてないほど走り込んできました。自分史上最速の走りを第2の故郷・名古屋で。ラストチャンスに挑みます。 加世田梨花選手: 「オリンピックを走りたいっていうだけじゃなくて、オリンピックで活躍する選手になりたいっていうのが私の最終目標なので、最後まで諦めずに全力で戦ってパリの最後の1枠をつかみたいと思います」