財政健全化、「25年度のPB黒字化を目指す」と明記-骨太方針原案
金融政策
日本銀行の金融政策に関しては、マイナス金利の解除などに踏み切った3月の政策変更で「新しい段階に入った」と原案は指摘した。
日銀には「賃金と物価の好循環を確認しつつ、2%の物価安定目標を持続的・安定的に実現することを期待する」とし、政府も密接に連携し、経済・物価動向に応じた機動的なマクロ経済政策運営を行っていく考えも示した。
一方、産業政策では人工知能(AI)や半導体の分野で、複数年度にわたる大規模な量産投資や研究開発への重点的な支援を行うとした。特に次世代半導体については、量産に向けた「法制上の措置」や、出資や融資の活用や拡大など支援手法の多様化を検討する方針も新たに盛り込んだ。
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--取材協力:横山恵利香.
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Yuki Hagiwara