朝乃山、13日目から再出場 大相撲初場所、復帰戦は突き押し得意の成長株
右足のけがで大相撲初場所を9日目から休場している西前頭7枚目の朝乃山(29)=富山市出身、高砂部屋=が、13日目の26日から再出場する。25日の朝稽古後に師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)と話し合って決定。東前頭3枚目の豪ノ山(ごうのやま)(25)=大阪府出身、武隈部屋=との対戦が組まれた。12日目まで7勝2敗3休。あと1勝で2場所ぶりの勝ち越しとなる。 朝乃山は25日、負傷後初めて朝稽古に参加。患部にテーピングを施し、一時は体重をかけられなかった右足で踏ん張る動きを確かめていた。「だいぶ良くなってきた。出るからには勝ちにいく」と語り、高砂親方は「本人が一番悔しい思いをしていると思う。けがを悪化させないように頑張ってほしい」と述べた。 朝乃山は8日目の玉鷲(たまわし)戦で初黒星を喫した際に右足首を負傷。9日目の22日、日本相撲協会に「右足関節捻挫で全治2週間を要する見込み」との診断書を提出して休場していた。