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2016年に破局して以来、子どもたちの親権に加えワイナリーの所有権を巡ってもバトルを繰り広げているブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。一時的にではあるがブラッド側に有利な展開があった。新聞「ニューヨークポスト」が関係者の証言を入手している。 【写真】総覧！90年代イケメンハリウッドスターたちのNOW＆THEN

問題となっているのは南仏にあるワイナリー、シャトー・ミラヴァル。元々ブラッドが60%、アンジーが40%の権利を所有していた。しかし2014年にこのシャトー・ミラヴァルで結婚式を挙げたときブラッドは10%分の権利をアンジーに1ユーロで売却。権利を等分にした。関係者は「この合意は2人のパートナーシップを象徴するものだった」とコメント、売買ではなく愛の誓いのようなものだったと匂わせている。

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しかしアンジーは離婚後、自分の権利－つまり全体の50%をロシアの大富豪実業家、ユーリ・シェフラーが経営するウォッカ会社「ストゥーリ」の子会社に極秘で売却した。これにブラッドは激怒。アンジーに対して売却の取り消しを求める訴えを起こした。ブラッドはアンジーとストゥーリの間の取引は無効で、自分に60%の権利があると主張している。この裁判はカリフォルニアと、ストゥーリの子会社の所在地であるルクセンブルクの両方の法廷で争われている。

その裁判でルクセンブルクの法廷がブラッドに有利な判決を下した。最終的な判決が出るまでブラッドがアンジーに譲った10%は彼に戻されることになったという。関係者は「これは最終決定ではない。エスクローに相当する」とコメント、第3者を仲介させて取引の安全を保証するのと同じ処置だと語っている。ちなみに関係者曰く「これから1年、もしくはそれ以上ブラッドが60%を所有する状態が続くだろう」。親権だけでなく、ワイナリーの問題も解決までにはまだ時間がかかりそう。