田口淳之介『僕のなかのブラウニー』で23年ぶり映画出演「素晴らしい作品に携われてうれしい」
元KAT-TUNの田口淳之介が3日、東京・池袋のシネマ・ロサで封切られた映画『僕のなかのブラウニー』の初日舞台挨拶に出席した。 田口淳之介『僕のなかのブラウニー』で23年ぶり映画出演「素晴らしい作品に携われてうれしい」 田口は19年5月に大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕され、同年10月に懲役6か月、執行猶予2年の判決を受けた。活動再開後は音楽のほかプロ雀士、ポーカープレイヤー、飲食店のプロデュースなどさまざまなジャンルの仕事を展開してきた。映画出演は2002年「模倣犯」以来23年ぶりとなる。 俳優業も11年ぶりで取材陣の前に姿を見せるのも久しぶりだったが、「新年一発目なので、ご唱和いただけたらうれしい。入り口、出口、田口~」と冒頭から笑顔満開。「このタイミングで素晴らしい作品に携われてうれしい」と声を弾ませた。 ブラウニーという妖精を探す少年を手助けする翻訳家という役どころで、「言葉の使い方がきれいで繊細。共演する子供たちにちゃんと聞かせてあげようと、一文字一文字を大事にすることを心掛けた」という。撮影は1日で、ほとんどが主演の平野絢規ら子供との芝居となり「今の子役はセリフを完璧に覚えて、しっかりとした演技をする。俺も負けられないと思い頑張りました。子供がいてもおかしくない年だし、こんな可愛い子がいたら楽しいだろうなと思った」と満足げに振り返った。 相馬雄太監督は、「数年前、軽度のパニック障害でご飯を食べられない時期にDVDで『リーガル・ハイ』を見て、田口さんが凄くおいしそうに食べている姿にこっちも食欲が湧いて気持ちも晴れやかになった。人を元気に、幸せにする人だと思い、商業映画を撮る時はぜひキャスティングしたかった」と告白。田口は、「今知りました。うれしいです。元気になって良かった」と応じた。 2025年の抱負も発表。田口は、「2024年は物凄く新しいことにチャレンジした。それを練り直し、今年は40歳になるので1年を使って演技、映像、舞台などいろいろな所で皆さんの前に立てるよう活動を続けていきたい」と誓いを立てた。 取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元