オリックス・太田椋がオリメン投票結果に発憤?「ぜひ投票してもらいたい」一回に先制二塁打で勝利に導く
(パ・リーグ、オリックス2-0西武、10回戦、5勝5敗、21日、京セラ)オリ姫の黄色い歓声を一身に浴びた。オリックス・太田椋内野手(23)が、値千金のタイムリーを放ち、来季以降の自身の得票率向上を訴えた。 「ぜひ投票してもらいたい」 ミュージシャンをテーマにした「オリ姫デー」が開催された試合。一回1死三塁で先制二塁打。「内野も前に来ていたので、前に飛ばせば何かあるなと思って。それくらいの楽な気持ちで打席に立ちました」と今井の2球目、外角の158キロを流し打ちし、決勝点となったが、意外にもオリ姫からの人気は低かった。 オリメン投票ではトップ10から外れ、11位から20位までのネクストオリメンにも入れなかった。 「あまり気にしていない」 そう笑い飛ばすが、投票は今年2月に行われたもの。白星と女性ファンの心をガッチリとつかんだことで、さらなる人気上昇は間違いない。 交流戦から16試合連続で3番に座り、4試合連続打点でチームトップの26打点。得点圏打率は・417(41打数17安打)とグラウンドでの勝負には絶対に負けていない。 奈良・天理高から入団6年目。打撃投手を務める父・暁さんとの親子鷹で話題となり、2022年のヤクルトとの日本シリーズ第7戦ではシリーズ史上初となる初回初球先頭打者本塁打。話題を振りまいたが、昨季は2度のけがによる離脱もあり、18試合の出場にとどまった。今季、好調を維持できているのは休養が取れているから。チームが休日になることが多い月曜日はお昼ごろまで寝ることも珍しくない。 「寝られるだけ寝ています。8時間以上は寝たい」 お笑い芸人のダウンタウンや千鳥が出演するバラエティー番組も好きで「見て、笑っている」という。オンとオフの切り替えが集中力を生んでいる。 リーグ戦再開となった試合で勝利に導いた23歳は「またパ・リーグ同士の戦いが始まるので、どんどん連勝できるように頑張りたい」と気合を入れた。さわやかな笑顔とパワフルな打撃で、オリ姫をとりこにしていく。(織原祥平) ■「Bsオリ姫デー2024」
女性ファンをターゲットにしたイベント。球場内のショップでは特製グッズが販売され、開店前から500人が並んだ。山下舜平大投手(21)との撮影会も実施され、来場した先着1万5000人に「オリメンハリセン」が配布された。