書斎の位置と妻の個室がない間取りに後悔。仕事や趣味に集中できない家
書斎の位置に後悔。空調が届かず妻の安眠妨害に
家を建てた当初は、マイホームをもつことができたうれしさが勝って、2階の間取りに対する不満はありませんでした。しかし、4年暮らしていると、後悔の念が強くなってきたことがあります。 いちばん大きな後悔は、主寝室を経由した先にある書斎です。 わが家は全館空調システムを採用しています。しかし、書斎には吹き出し口がありません。そのため、夏は暑く冬は寒いです。とくに夏は、扇風機だけでは耐えられず、ダイニングテーブルで作業することも。 また、筆者は夜に書斎で作業することが多く、妻が寝ている時間帯とも重なります。書斎に扉はついていますが、ドアを閉めても隙間から漏れる明かりや、パソコンのキーボードをたたく作業音で、妻の睡眠をさえぎってしまうことに。
テレワークに趣味の裁縫。妻の個室も必要だった
2つめは妻の個室がないこと。間取り決めの時点では、ダイニングに備えつけの机が妻の作業スペースでした。 備えつけの机は2人分のスペースを確保。妻の作業スペースと子どもの学習スペースとするはずでした。しかし、仕事の関係でパソコンを置くとほぼ占拠状態に。LDKが散らかって見えてしまうのも気になっています。 また、趣味の裁縫をする場所も、ちゃんと確保できていません(今は主寝室の一画にテーブルを運び込んで作業)。
夫婦それぞれの部屋があればもっとよかった
今さらですが、主寝室(7.8畳)と書斎(2.9畳)の空間を、夫婦で5.3畳ずつに分けて各自の個室にすればよかったと後悔しています。それぞれの部屋が、書斎や趣味室としても使えるように工夫すればよかったと思っています。 そして、各部屋に全館空調の吹き出し口を設ければ、きっと快適だったと思います。お互いに気兼ねなく、趣味や仕事の時間をもつことができたでしょう。
田中龍