ローン先のフランクフルトでキャリア再建を目指す ファン・デ・ベークはドイツで輝きを取り戻せるのか
マインツ戦は前半で交代
今冬にマンチェスター・ユナイテッドからブンデスリーガのフランクフルトへローンで移籍を果たしたMFドニー・ファン・デ・ベーク。 2020年にアヤックスからユナイテッドに加入するも、公式戦66試合の出場で2ゴール2アシストに留まった。今季はわずか21分しかプレイしておらず、出場機会を求めたファン・デ・ベークはドイツへと渡った。 フランクフルト加入後は3試合連続スタメン出場を果たしているが、ブンデスリーガ第19節のマインツ戦は前半のみで交代。英『Daily Star』ら複数メディアは、この試合のファン・デ・ベークのパフォーマンスを酷評しており、このままではフランクフルトはシーズン終了後に買取OPを行使することはないだろうと語る。 同メディアによれば、ファン・デ・ベークは45分間の出場でタッチ数はわずか14回に留まり、8本のパスで成功したのは5本、ボールロストを6回し、タックルの成功は1回のみに終わったという。 試合は結果的にMFマリオ・ゲッツェがゴールをあげ、フランクフルトが勝利したが、ファン・デ・ベークにとっては悔しい試合となった。 まだ加入して3試合であるため、ファン・デ・ベークにも挽回のチャンスはあるが、シーズンも半分を過ぎており時間が十分にあるわけではない。 フランクフルトはファン・デ・ベークの週給12万5000ポンドの大半を負担しており、希望すれば夏には約1200万ポンドで完全移籍にするオプションもある。ユナイテッドに復帰しても出場機会を確保するのは困難であり、ファン・デ・ベークにとってもここで結果を残し完全移籍を果たす方が望ましいだろう。 マインツ戦では思うようなパフォーマンスを発揮できなかったファン・デ・ベークだが、ドイツで輝きを放つことができるのか注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部