ABC「熱闘甲子園」の新キャスターに古田敦也氏
8月6日に開幕する「第97回 全国高等学校野球選手権大会」の中継を行うABC朝日放送は、同大会期間中の夜に放送する番組「熱闘甲子園」の新キャスターに元ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏(49)が就任すると19日までに発表。古田氏は「まだこの番組を見たことがないという人にこそ、この感動をぜひ味わっていただきたい」と話すなど、意気込みをみせている。
今年で100年目の夏を迎える
同大会は1915年に始まった「第1回 全国中等学校優勝野球大会」から数え、今年で100年目の夏を迎える。その記念すべき年に、野球殿堂入りを果たした古田氏が就任することになった。 古田氏は高校時代、甲子園出場が叶わなかった。そのため甲子園への思い入れは強く「出場する球児は都道府県の代表なので、応援してくれているみんなの思いを背負っている。そんなところをしっかりと取り上げる番組だと思うので、僕もそれをみなさんに伝えていきたい」と意気込みを見せている。
古田氏、撮影中にコメントを熟考する一幕も
同番組PR用の写真撮影などが阪神甲子園球場で行われた際、古田氏は「僕は甲子園に出てないので、僕と同じような人の気持ちも背負った話がいいかな」とコメントを熟考する一幕もあったという。 写真撮影では、ボールを手に笑顔を見せ、現役時代を彷彿とさせる「キャッチングポーズ」も披露。がっちり構えたキャッチングポーズをとった古田氏は「これですべての思いを受け止めるということですね」と笑顔で話し、撮影は無事に終わった。 同番組については「野球選手をやっていたころに、取材で『一番好きな番組は?』と聞かれて『熱闘甲子園』です』と答えたことがあった。それくらい好きですね」と思いを述べた。
みなさんの思いを番組でしっかり伝えたい
古田氏は、自身が高校3年生の夏は「甲子園のライトスタンドから見てた」と話し「市立尼崎高校の池山隆寛くんの活躍を。のちに同じチームでプレーすることになるんですが、当時は『やっぱり池山はすごいな~』と思いながら、かち割り氷を食べてました」という思い出を振り返った。 また「これから地方大会に臨むみなさんは『甲子園に出たい』『負けたくない』『このチームメイトと一日でも長く野球をやりたい』といろんな思いを抱いていると思います。そんなみなさんの思いを番組でしっかりとお伝えしたいです」と気合十分に話した。 一方、昨年に引き続きキャスターを務める山本雪乃アナウンサー(24)は「今年も担当できることを大変光栄に思います。『球児のお姉さん』として私なりにお伝えします」などと話している。