松平健が真島さん急死後初ステージで追悼マツケンサンバ「楽しんでもらうこと、きっと彼も望んでる」
俳優で歌手の松平健(70)が25日、京都・城陽市の「文化パルク城陽」で「マツケンサンバコンサート2024」を行った。大ヒット曲「マツケンサンバ2」(2004年発表)の振り付けを担当した振付師でダンサーの真島茂樹さんが22日に虚血性心不全のため77歳で急死してから初ステージとなった。 「マジー」が愛称の真島さんを「マジ」と呼んでいた松平。第1部の1曲目終了後、ファンに向けて「すでにご存じかと思いますが、我が長き友、みんなの仲間、マジこと真島茂樹さんがつい先日、天に召されました」と報告した。 この日は真島さんもゲストで出演する予定だった。開場直前まではロビーに真島さんのパネルも掲示。「悲しくつらい中、突然亡くなって、まあ…」と一瞬、言葉を詰まらせたが「皆さんに楽しんでもらうことが、きっと彼も望んでいることだと思います。マジと2人で作り育ててきた『マツケンサンバ』シリーズを、これからも歌って踊り続けてまいりたい」と決意表明した。 第2部では、真島さんとともに国民的楽曲にまで高めた「―2」について「(発表から)20年たって今、また喜んでもらえるとは思ってもみなかった。私も歌っていて楽しいし、お客さまも元気になるのでは」と、おなじみの金ピカの着物で“マツケンサンバ3部作”を元気に披露。「―2」はアンコールでも再び熱唱し「皆さんのおかげでパワーをいただき、一つ乗り越えることができました」。天国の真島さんへの思いを込めて感謝した。(筒井 政也)
報知新聞社