鉄道ファン注目、鉄分100%以上のイベント! 12月1日に沖縄・与那原町で
「ケービン(軽便)」と親しまれた沖縄県鉄道の与那原線開業110周年に当たる12月1日(日)、与那原町で入場無料の記念イベントが開かれる。午後2~2時半は軽便与那原駅舎展示資料館で、リニューアルした展示の案内と駅舎や線路の遺構の見学会がある。先着20人で要予約。午後3~4時半は同町役場で、沖縄軽便鉄道芸人の「首里のすけ」さんらを招いたトークセッションがある。 【写真】沖縄県鉄道与那原線の開業110周年をPRする与那原町の照屋勉町長(左)とJTBパブリッシングの盛崎宏行代表=25日、同町役場 記念イベントの参加者は開業当時の県鉄道の時刻表を再現したクリアファイルと110周年記念の切符がもらえる。 イベントに合わせ「JTB時刻表」12月号(11月20日発売)が巻頭でケービンを特集。与那原線(那覇―与那原の9・4キロ)、嘉手納線(那覇―嘉手納の23・6キロ)、糸満線(那覇―糸満の18・3キロ)の路線図、1930年当時の時刻表、軽便与那原駅舎展示資料館の見どころなどを紹介している。 鉄道ファンは全国200万人いるとされ、そのうちコア層は3万人。鉄道に関して濃い内容が聞ける機会を「鉄分多め」と表現する。「JTB時刻表」を発行するJTBパブリッシングの盛崎宏行代表は「『鉄分100%以上』のイベントです」と来場を呼びかけている。