“夏休みの初日”川遊びで命を落とした小6の児童3人を忘れない…「再発防止」の具体策が一歩前進→立て看板の設置につながる
川遊びをしていた小学生3人が溺れて死亡した事故を受け、福岡県宮若市を流れる川に「立ち入り禁止」を明示する看板が20日、新たに設置されました。 【写真で見る】宮若市犬鳴川 死亡事故を受け看板設置
“夏休み”の初日に小学6年生3人が命を落とした
宮若市を流れる犬鳴川付近では今年7月、同級生と一緒に川遊びをしていた小学6年の女子児童3人が、溺れて死亡しました。この日は、夏休みの初日でした。現場の川は、深いところで約3メートルの水深がありました。その後、悲惨な事故を二度と繰り返すまいと、河川事務所や自治体、住民などが「協議会」をつくり、具体的な再発防止策を練ってきました。立て看板の設置はその一環で、20日に川に続く階段の入り口に設置されました。今年度中に計3か所に設置されることになっています。
一目でわかる「立ち入り禁止」
大きさは約30センチ四方。人が柵を越えようとするピクトグラムの上に目立つ赤で斜線を引き、一目で立ち入りが規制されていることがわかります。 九州地方整備局遠賀川河川事務所宮田出張所・西田貢治所長「人が入らないようにしていますが、この看板があることで事故がなくなればいいと思っています」 協議会は、川の危険性について注意を促す看板の製作も進めていて、来年の夏休み前までには設置を完了させたい考えです。