転落死のリアム・ペイン、遺族が声明を発表
2010年に結成され、世界的に絶大な人気を誇るグループとなったイギリスのボーイズバンド、「ワン・ダイレクション」のメンバー、リアム・ペインさんが滞在していたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスのホテルのバルコニーから転落し、死亡した。 その突然の死を受け、遺族が声明を発表。『BBC』によると、31歳の息子を亡くした母のカレンさんはその中で、こう述べている。 「悲しみに打ちひしがれています。リアムは永遠に、私たちの心の中に生き続けます。私たちは、優しくて愉快な、そして勇敢なリアムの魂を忘れません」
「私たちは家族として、できる限り、お互いを支え合っています。この大変なときに、家族には十分なプライバシーを与えてくださいますよう、お願いいたします」 ペインさんの家族には父のジェフさんと母のカレンさんのほか、姉のルースさん、二コラさんがいる。 また、ペインさんには2017年、イギリスの女性グループ「ガールズ・アラウド」のメンバー、シェリル・トゥイーディーさんとの間に息子のベアちゃんが誕生している。
世界的な人気グループとなったワン・ダイレクションとその活動を追った2013年公開のドキュメンタリー映画、『ワン・ダイレクション THIS IS US』(原題:ONE DIRECTION - 1D: THIS IS US』では、カレンさんがNYのマディソン・スクエア・ガーデンでグループのライブグッズを購入し、メンバーたちの等身大パネルを見ながら涙を流し、次のように話す様子が紹介されている。 「息子がそばにいなくなったことを、私たちは寂しく思っています。私の小さな男の子は、家を出て、雑誌で紹介される青年になりました。雑誌があれば、今も毎日、息子の姿を見ることができます」 「ステージの上にいる息子を見ると、本当に誇らしい気持ちで胸がいっぱいになります。ですが、私たち家族にとって、リアムがそばにいないことは、とても寂しいことです」 「彼を見ているだけで、涙が出てきます……リアムは成功すると、ずっと信じていましたが、これほど大きな成功になるとは、夢にも思いませんでした」
ワン・ダイレクションはペインさんと、いずれも個人でイギリスのオーディション番組『Xファクター』に出場していたメンバー、5人(ナイル・ホーラン、ハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ルイ・トムリンソン)で結成された。 2015年に“無期限の活動休止”を発表するまでに、『ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル(原題:What Makes You Beautiful)』『キス・ユー(Kiss You)』『ナイト・チェンジズ(Night Changes)』『ベスト・ソング・エヴァー(Best Song Ever)』などのヒット曲を生み出している。 From Digital Spy