被爆80年、国際会議開催へ 広島県、発信と継承重点
広島県が2025年度に実施する被爆80年事業の概要が判明した。各界のリーダーによる国際会議や対話イベントなどを開催。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞で被爆地に注目が集まる中、核兵器廃絶と平和の実現に向け、国内外への発信と次世代への継承に重点を置く。関係者が10日、明らかにした。 県は4~6月ごろを「世界のリーダーが集い、未来と平和を語る月間」と位置付け、影響力のあるリーダーを国内外から招き、ビジネスと平和貢献の在り方を議論するフォーラムを開く。 7~9月ごろは「若者たちが集い、未来に平和をつなぐ月間」とする。