ヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナーらが大統領選の結果にコメント「重罪犯を支持するなんて正気の沙汰じゃない」
現地時間11月5日(火)に行われたアメリカ大統領選挙。ドナルド・トランプ前大統領が勝利を収め、アメリカ初となる女性大統領は誕生しなかった。 【写真】米大統領選挙2024、 「I VOTED」投票を終えたセレブたちのSNS投稿
トランプ前大統領の当選が確実となって以来、多くのセレブたちがSNSでコメントを発表。それぞれの思いを綴っている。アリアナ・グランデはインスタグラムのストーリーに「今日、この結果にはかりしれない重苦しさを感じているすべての人の手を取っています」とコメントした。
またクィアのメイクアップアーティストでLGBTQsコミュニティのために活動しているマット・バーンスタインのメッセージもシェア。「ゲイとトランスジェンダーの家族たちへ。7千万の人たちがあなたの権利を守るために投票した。7千万の人たちがあなたを愛している」とバーンスタインは綴っている。
「これから確実に困難が訪れるだろう。でも家族を見失ってはいけない。血が繋がっている家族でも、愛で繋がっている家族であっても。クィアに対する保護はこの国では比較的新しいものだ。でも私たちはこれから先も永遠に存在し続ける」「私たちに大統領はいない。でも互いがいる。互いに声を掛け合い、互いに抱きしめあおう。キスをしあおう。私たちは生きていくしかない。だから生きていくんだ」。
ケンダル・ジェンナーはインスタグラムアカウント「WE THE URBAN」のメッセージをシェア。このアカウントはインスピレーションを与える言葉をシェアすることで人気を集めているが、大統領選の結果が出るとこう投稿した。「すべての女性たちへ。あなたたちは進歩の鼓動。あなたの存在はちゃんと見えている。評価されている。あなたのことは止められない。あなたの強さと実力が世界を変えていく」。ケンダルの他にも、ジェシカ・アルバやヒラリー・ダフがこの言葉をSNSでシェアしている。
ヘイリー・ビーバーはインスタグラムのストーリーで「女性ではなく、有罪判決を受けた重罪犯を支持するなんて正気の沙汰とは思えない」という投稿をシェア。「今日言いたいことは本当にそれだけ」と彼女自身のコメントを書き加えている。
今回の大統領選挙で注目された論点の1つが、女性の性と生殖の権利。カマラ・ハリス副大統領は人工中絶手術を合法化することをポリシーに掲げていた。一方のトランプ前大統領は手術の禁止を支持。前大統領の方針に従うと、たとえ母体が危険に晒されていても手術はできない。前大統領が政権に返り咲くことになれば多くの女性たちの命が奪われることになるだろうと女性たちや医師たちから批判の声が上がっていた。ビリー・アイリッシュは前大統領の当選が決まると、「これは女性たちに対する戦争だ」とインスタグラムに投稿した。これからの4年間、アメリカがどのような道を歩んでいくのか世界中が注目している。