「福祉灯油」の拡大を 道生協連が道に要請
北海道生活協同組合連合会は道に対し、灯油の購入費を助成する「福祉灯油」の導入を各市町村に促すよう要請しました。要請では、福祉灯油の助成増額や対象拡大に向け、道が積極的に周知を進めるよう求めました。現在の道内の灯油配達価格は、1リットル当たり121.8円で高止まりしています。政府はロシアのウクライナ侵攻後、石油元売り会社に補助金を支給して、燃料価格を抑える措置をとってきましたが、この補助は12月末で終える方針です。生協連は、「補助がなくなると燃料価格がさらに上がり家計を圧迫する」として、早期の対応を訴えます。 北海道生活協同組合連合会の平照治専務は「現在は国の補助で15円ほど補助されているが、これがなくなると140円近い値段になる。ぜひ早めに施策について検討してもらいたい」と求めました。 道によりますと、昨年度、道内で福祉灯油を実施したのは146市町村ということです。