関空連絡橋で橋げた撤去工事 本格作業へ準備着々と
4日に台風21号が近畿地方を直撃し、強風の影響でタンカーが関西国際空港とりんくうタウンを結ぶ「関空連絡橋」に衝突し損傷した件で、道路部分を管理する西日本高速道路(NEXCO 西日本)は8日に橋げた撤去工事の進捗状況を発表した。 【拡大写真付き】関空連絡橋の鉄道部分の損傷部分を撮影した写真
8日には撤去工事の作業船が座礁しないよう作業海域の水深や障害物を調査。橋げたの損傷拡大等を避けるため、橋げたを固定する作業を行った。 その後、阪南港に停泊していた作業船に資機材を積み込み、9日も吊金具取付部の舗装等を撤去作業などを行う模様。橋げたを撤去するクレーン船1台は神戸港で待機、撤去した橋げたを運ぶ作業船2台は、阪南港で待機中だという。ただ作業は天候の状況により、順延する可能性があるという。
一方、7日午前から橋の損傷部分を避けるように一部を対面通行にして、リムジンバスや臨時シャトルバスなどの営業用乗合・貸切バスが通行可能となった道路部分では、これまで阪神高速湾岸線および関西空港自動車道から関西国際空港連絡橋へ直接アクセスすることはできなかった。 しかし、9日午前に阪神高速湾岸線および関西空港自動車道から直接関西国際空港連絡橋にアクセスできるよう変更となった。またマイカー・レンタカーなどは通行の対象外となっているが、4日の通行止め以前から関空にマイカーを駐車している人に対しては、駐車場から出庫してりんくうインターチェンジまでは通行可能になっているという。