Snow Man ラウール、今年もTGCで大活躍(C)リアルサウンド編集部

　3月2日、東京・国立代々木競技場第一体育館で『第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER』が開催された。Snow Manのラウールはゲストで出演し、ランウェイを優雅に闊歩。ブラックの光沢のあるセットアップで登場し、緩急を大きくつけたステージを披露した。 【画像】美しいティザーも話題になっていたラウール 　ラウールが同イベントに出演するのは今回で11回目で、男性ゲストの最多出演記録を更新した。毎回見るものを引き込むパフォーマンスを披露しており、圧倒されてしまうほどの存在感を示している。例えば、『東京ガールズコレクション 2022 SPRING/SUMMER』では、光沢のあるピンクのセットアップに髪を後ろで束ねたヘアスタイルで登場。ジェンダーを越えている印象かつ、「アイドル」や「モデル」などの型にハマっていないのがいい。ランウェイを歩いてステージに到着すると、「世界がカラフルに動き出す」というメッセージが込められたパフォーマンスを披露する。シャッター音にあわせて静と動が感じられる美しい動きに、思わず釘付けになってしまうほどであった。 　『東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』では、肩に装飾が施されたジャケットと胸元が大きく開いたインナー、ハットというエレガントな装いと、迷彩柄のパンツにスニーカーというラフな装いのギャップが表現された衣装で登場。ラウールのダンスの師匠であるRIEHATAが振り付けたダンスをしてみせた。前半は、ヴァイオリンが印象的なエレガントな演奏に丁寧なダンスのパフォーマンスであったが、途中ハットを投げるとHIPHOP調にBGMが変わり、楽しそうに笑顔を見せながら踊っていた。イベントテーマである「NEW EPOCH」に沿うかのように、新しい時代にぴったりな多様性、カラフルさを表現していたのではないだろうか。

舞台裏の親しみやすさもラウールの魅力

　『東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER』では、大きなサングラスとキラキラと煌めく銀色のセットアップという出で立ちで登場。ランウェイの途中でサングラスを外すと、観客から悲鳴のような歓声が聞こえてくる。ステージに到着するとRIEHATAの振り付けによるダンスをパフォーマンス。スピードが変わっていくビートに合わせて長い手足を使ったダイナミックなダンスをしていく。かと思えば、ステージ上にスタッフに扮したダンサー2人が登場し、ゆったりしたラフなデニム風衣装に早着替え。SE音に合わせてポーズを撮ったり、踊ったり。前半とはまったく異なった印象を受ける。「変幻自在」とは彼のような人のことをいうのだろう。細部まで宿った圧巻のパフォーマンスと存在感は、テーマである「TRANSCENDANCE」＝卓越そのものであった。 　こうして圧倒的なカリスマ性を見せてきたラウールだが、『東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』出演時には二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨によるYouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』にアップされている動画「【TGCでフラッグ取り損ねた】ジャニーズモデル部サブリーダー就任です」にも登場。中丸に終始低姿勢でニコニコと可愛らしい笑顔を見せている。ランウェイにいた人と同一人物だとは思えないこのギャップも、ラウールの魅力の一つなのだろう。 　毎回ラウールのステージは約3分程度だが、思わず息をするのも忘れてしまうほどだ。圧倒的でありつつも、まだまだ底が見えないラウールの魅力はこれからも多くの人の心をキャッチしていくはずだ。