「日本近代土木遺産」の橋が撤去の瀬戸際…町は「残すほどの価値ない」 地域のシンボル存続へ、動き出した住民たち
町は来年度、迂回路に防犯街灯の設置を終えた時点で、橋を全面通行止めにする方針。財源が見通せないため撤去の時期は未定という。存続を求める関さんらにとっては、撤去時期が決まるまでに、いかに橋の価値をPRし、保存に向けた協力者を地区外に増やせるかが課題になる。
橋の保存にどのくらいの費用がかかるかは見通せず、区民の力だけで実現は難しい。会合に出席した八乙女区総務部長の柴和彦さん（70）は「町にお願いするだけでは駄目。知恵を出し合う努力をし、何ができるかを八乙女区として考えていく必要がある」と話している。
