お庭のアジサイを切り花で飾ろう《おすすめ5品種》&《切り花のコツと楽しみ方》梅雨を楽しむヒント盛りだくさん!
アジサイを切り花にするときのコツ
●茎の切り方 アジサイを切り花にする際、茎を斜めにカットすると水を吸収する表面積が増え、花がより長持ちします。また、茎を水の中に浸した状態で切ると、空気が入らずスムーズに水を吸い上げます。 ●茎の中綿処理 アジサイの茎には白い綿のようなものが詰まっているので、この中綿を爪楊枝やフォークなどを使ってかき出しましょう。茎の中を空洞にしておくと吸水性が高まります。 ●熱湯処理 熱湯処理とは茎の切り口を熱湯に数秒間浸したあと、すぐに冷水で冷やす方法。この処理を施すことで、アジサイの花がしおれにくくなり長く楽しめます。 ●葉の切除 下の方にある葉は水に浸かると腐りやすいため、取り除きましょう。葉がたくさんついていると水分を余分に蒸発させてしまうので、適度に間引きます。 ●水の交換 花瓶の水は毎日取り替えて、つねに清潔な状態を保ちましょう。水に数滴の漂白剤を加えると、細菌の繁殖を防ぐ効果も。水の量が多いと、水圧が上がってアジサイが水を吸い上げやすくなります。
切り花にオススメのアジサイ5選「庭のアジサイをお部屋で楽しみたい人へ」
●アナベル 純白の花が気品を感じさせるアナベル。こんもりとボール型になる花がボリューム満点です。ツボミはグリーンで開花すると白へ、秋には茶色へと花色が変化します。※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗) ●ライムライト ライムライトはライムグリーンの爽やかな色合いが徐々にクリーム色に変化。「ノリウツギ」の一種で、ピラミッド型の花が個性的。大きな花房は1輪挿しでも存在感バツグンです。※参考価格:800~1500円前後(4号ポット苗) ●エンドレスサマー 返り咲き性が高く、初夏~秋まで長い期間咲き続けるエンドレスサマー。初夏に咲いた花をそのまま残して、秋色アジサイとして楽しむこともできます。 ※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗) ●ピンクアナベル ピンクアナベルは白花のアナベルを改良して作られた新品種。愛らしいピンク色が華やかです。直径20センチほどの大輪の花が、細い枝をしならせて開花します。 ※参考価格:2000~3000円前後(4号ポット苗) ●ピンキーウィンキー 白い花がしだいにピンク色を帯び、2色のグラデーションが美しいピンキーウィンキー。強健な性質で初心者にも育てやすいアジサイです。 ※参考価格:1000~2000円前後(4号ポット苗)
切り花のアジサイで、梅雨の風情を室内で楽しむ
アジサイは切り花にしてもその美しさを楽しめます。お気に入りの花瓶に挿したり、ドライフラワーにして冬まで飾ったりと、さまざまにインテリアを彩ってみましょう。 梅雨の風情を室内で楽しみながら、心地よいリラックスタイムを過ごしてくださいね。
上園 美佳