楽天のユニホームに袖を通した江原雅裕投手＝15日、県内

　プロ野球ドラフト会議で楽天に4位指名された日鉄ステンレスの江原雅裕投手（24）が15日、楽天イーグルスとの契約に合意した。「楽天は地元に愛されている球団。自分も応援されるような選手になりたい」と意気込んだ。 　江原投手は福岡県出身。天理高校、国学院大を卒業し、2023年から日鉄ステンレスに所属。最速157キロを誇る本格右腕で、ストレートが武器。この日、初めてユニホームに袖を通した。「少しずつプロ野球選手としての実感が湧いた。1年目からしっかりと戦力になれるよう頑張りたい」と目を輝かせた。 　球団によると、契約金は推定5千万円、年俸は推定1千万円。今後は年内に入団会見を開き、年明けに入寮する予定。「ストレートの強さという持ち味を生かしてバッターに向かっていく。契約内容に見合った活躍ができるよう頑張りたい」と話した。 　約1年半を過ごした光市に「人に恵まれたと思える場所。仙台に行っても光市の人たちに応援してもらいたい」と感謝。対戦したい選手に、高校の同級生でオリックス・バファローズの太田椋選手を挙げ「三振を取りたい」と話した。