「ヱビスビール」発祥の地…サッポロが恵比寿に醸造所、3日開業
サッポロビール(東京)は3日、東京・恵比寿に醸造所「ヱビスブルワリートウキョウ」を開業する。同社の代表ブランド「ヱビスビール」発祥の地で、1988年の工場閉鎖以来35年ぶりに醸造を再開し、試飲や醸造設備の見学も楽しめる施設として「ヱビス」ブランドをPRする。 約17億円を投資し、本社がある東京都渋谷区の複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」内に設けた。延べ床面積約2540平方メートル。入場無料で、12月末までに20万人の来場を目指す。 生産能力は年間130キロリットル。施設内で醸造した4~6種類の限定ビール(1杯1100~1200円)を提供する。ドイツ製の醸造釜でのビール造りを見学でき、担当スタッフと交流することもできる。130年を超えるブランドの歴史を学べるミュージアムも設けた。