「ケンプファーをカッコよく飾りたい!」その想いだけで10時間以上遊べちゃう『ガンダムブレイカー4』がものすごく“沼”だった。「ガンプラパッケージ風」フィルターも本物のガンプラみたいで激アツ
「ケンプファーが好きだぁぁぁ!!!!!」 ケンプファー。ケンプファーいいよな。いいんだよケンプファーが。 【この記事に関連するほかの画像を見る】 前回、ガンプラ歴「HG ラゴゥ」のみという、とてもファンの方々に顔向け出来ない経歴でネットワークテストに参加した『ガンダムブレイカー4』。じつは記事執筆後もあまりの楽しさにテスト終了までしっかり遊んでいたんです。 その後、過去に見たことのある『∀ガンダム』を見直したり、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』で遊んだりして機体の名前を覚えたりしていたのですが、なんかカッコイイやつがいる。その名も「ケンプファー」。 ケンプファーは、OVA作品『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するモビルスーツで、決して長くない登場時間ながらも多くのファンの脳裏に焼き付いているというクソカッコイイMS。 ケンプファーきっかけで『ポケットの中の戦争』を見たがゆえ、ほかに「一年戦争」を題材とした『ガンダム』作品を見たことがなく非常に申し訳ないのですが……。それでも友人たちがジオン公国軍に魅せられる気持ちがわかったような気がする、そんな機体なのです。 前回のネットワークテストでは、本作から搭載された新機能である「ジオラマモード」を体験することはできなかったんです。しかし今回、製品版を先行プレイする機会をいただきまして……これはまさに「ケンプファーのジオラマを作る」好機! ガンダム界では大人気機体のケンプファーは、当然のごとく参戦しています。 これは、まともなレビュー記事と見せかけてケンプファーを推すチャンス!? 担当編集もこんな記事が出てくるとは知らないはずなので、編集部(サイド6)にケンプファーを送り届けるとしましょう。 ちなみに、アクション周りの解説とミッションの進め方など、本作の基礎となる部分についてはネットワークテスト時のレビューに記載していますので、ぜひそちらもご参考ください。 文/Squ 編集/久田晴 ■ケンプファーを作りたいけど、ケンプファーのパーツが足りねぇ! 『ガンダムブレイカー』シリーズはハクスラ的バトルを通じて、入手したパーツで自分だけの理想のガンプラ「俺ガンプラ」を作ることを目的としたゲームです。本記事での目標は、ケンプファーのカッコよさを最大限表現することなので、ケンプファーのパーツがなければ何も始まりません。 今回プレイした「デジタルアルティメットエディション」では、一部のガンプラパーツが早期開放されているので早速ケンプファーを……。 ケンプファーがいねぇ!!! 当然かもしれませんが、早期開放の対象はガンダムと名のつく主役級の機体たち。ケンプファーはいませんでした。特定のガンプラパーツが欲しい場合には、そのパーツを持つガンプラが登場するミッションを周回プレイしてコツコツと集めるかゲーム内のショップで購入する必要があるようです。 クエストはメインストーリーにあたる「ストーリーミッション」を進めていくことで自動的に開放されていくため、まずは何も考えずにストーリーミッションを進めていきましょう。 なお、ストーリーミッションは、作中で展開されているオンラインゲーム「GBBBB(ジービーフォー)」を中心に進行していきます。登場キャラクターたちと結成するクランの名称を決める必要があるとのことだったので、「Great Tree of West Castle」と命名。「西方の城にある秀でた樹」といった意味合いのつもりです。 「西の城にある秀でた樹」。 チャプターが1つ進むごとに5個のクエストが開放されていくのですが、幸いなことにケンプファーが登場するクエストはチャプター1の1発目。難易度も低いため周回もしやすく、さらにハイゴッグも出現。ランクS以上でクリアすることで「ガンダムNT-1」のガンプラパーツも手に入るなど、嬉しいラインナップ。 基本的に一度挑戦するまではどのガンプラが登場するのかわからない仕様となっているため詳細には語りませんが、少なくとも同じ作品同士で固まって出現するガンプラたちが多いようでした。 なお、パーツをコンプリートすると星マークがつくようなのですが、記事執筆時点でケンプファーはコンプできていません。ごめん、ケンプファー。 とはいえ、ジオラマを作る上で必要なメインパーツは手に入りました。手に入れたケンプファーのパーツと、ビルダーズパーツの組み合わせで軽く組んでみましたがこれはこれで……。やはり元のデザインが優れていると、欲に任せてパーツを盛っても形が崩れないので最高です。 ちなみに、ある程度パーツを集めることで、ショップにて全パーツ一括購入が出来るようになるのですが、パッケージが完全に本物のプラモ……! ■沼過ぎる「ジオラマモード」で時間を無限に溶かせ!ケンプファーをカッコよく飾ってみよう ケンプファーのパーツが手に入ったところでジオラマ制作に挑戦しましょう。ジオラマはある程度テーマに沿ったベースが用意されており、目的に沿ったプリセットを選択することで手軽にジオラマ制作を始めることが可能です。 もちろん、イチから自分でパーツを組み合わせてジオラマベースを作ることもできるので、より高度なジオラマづくりを楽しみたい方は挑戦してみてください。 ちなみに、いくつかサンプルも用意されているのですが、完成度がすっごく高い。エフェクトパーツや瓦礫パーツの使い方、ライトの配置など非常に参考になるものが多いので、一度目を通してみると幸せになれるかもしれません。 今回はイチからのジオラマ制作をチョイス。平原パーツに、洞窟のようなパーツを組み合わせて高低差を出すことを意識しています。高速道路の瓦礫や、壊れた機体のパーツなどを設置したらいざケンプファーを設置。モノアイの向きや武器の所持状態、ポーズまで設定できるので、理想の配置を実現出来るように試行錯誤を繰り返していきます。 背景を曇り空にしてみたり、廃ビルを設置して高低差をより一層強調してみたり。ジオラマ……奥が深いかも……! ポーズはゲーム中のモーションからフレーム単位で切り抜いて設定可能で、感覚的に気軽に設定することが可能となっています。関節単位で設定したりはできませんが、これもジオラマ制作を難しく考えすぎなくさせてくれる配慮かもしれません。 機体を彩るフィルターなども搭載されているのですが、『ガンダム』らしさをひときわ感じさせるのが、このガンプラパッケージ風フィルター。テキストなども変更できるため、既存のガンプラだけでなく完全にオリジナルのガンプラにも名前をつけることが可能となっています。激アツ~! ちなみに、パーツが揃っていなくても「ジオラマ用ガンプラ」と呼ばれるガンプラをゲーム内で購入してジオラマで使用する方法もあります。ストーリーミッションを進めることで少しずつ開放されるので、状況に応じて使い分けるといいでしょう。 ■制約の中で完成したジオラマが超カッコイイ!仕様を巧く活用して友達に差をつけろ! 最終的に完成したジオラマがこちら。我らがケンプファーが、ガンダムNT-1のチョバムアーマー破壊に成功した伝説的なシーンです。 チェーンマインが体に巻き付いて爆発するまでのスマートさが最高なんですよね。あのカッコよさをなんとか再現すべく、市街地ベースを制作しガンダムNT-1を配置。チェーンマインを頑張って巻き付け、爆発エフェクトや衝撃波エフェクトを組み合わせています。 ちなみにガンダムNT-1がビーム・サーベルを右手で持っていることに気づいた方。さすがです。そう、劇中の当該シーンではビーム・サーベルを左手で持っているはず。 これはジオラマ用ガンプラが簡単に設置できる代わりに武装やパーツが固定なんです。なので、より細かく設定したい場合は自前でパーツを用意する必要が出てきます。 幸い、俺ガンプラでジオラマを作る用途として設計図(マイセットのようなもの)からガンプラデータを読み込む事が可能となっています。ジオラマ用ガンプラでカバーしきれない範囲は設計図を活用していく必要がありそうです。とはいえ、この「設計図を読み込む」機能創意工夫でいろいろできちゃうんです。 たとえば、先程のアレックスに巻き付くチェーンマイン。裏側から見るとチェーンマインを持った腕が3本も生えていることがわかるはず。チェーンマインを持った設計図データを右腕以外非表示にして配置しているだけなんですよね。 あとはカメラの画角に映り込む腕を爆発エフェクトや建物などで隠せば良さげに見えるという割と単純なお話。 先程のパケ写風ケンプファーも改めてみてみましょう。背景にある廃ビル、結構立体感があると思いませんか?……思ってくださいお願いします。 これも画角に写り込まなければ何をしてもいいという方針で制作したので、全体的に見ると現実ではありえない構造をしています。建物同士は余裕でめりこんでいるし、空中に浮いているし、傾いているし、かなり自由に配置していることがわかると思います。なんならケンプファー自体もめちゃくちゃ傾いていますからね。 機体のパーツごとのサイズ感なども調整できるので、うまいこと組み合わせると3D空間でありながらアニメのパースを再現するなんて離れ業もできるかもしれません。みなさんのいろいろな試行錯誤、楽しみです……! ここまで創意工夫が出来るとあれば、どんなカッコいいシーンでも作れてしまいそうです。とあれば、もうひとつの筆者お気に入り機体「ザクⅢ改」でカッチョいいジオラマを作ってみたい。 公式サイトから参戦機体を確認できるのでチェック……。 参戦してねぇ!!!!!【※】 しかし、参戦していなければ作ってしまえばいいのです……どうやって? まずヅダの頭を装備して、カラーリングを変更。緑色でエミッシブパワーをバク上げします。 頭以外を非表示にした状態で、宇宙空間がテーマのジオラマにドーベン・ウルフといっしょに配置して……。 「ハマーン様 バンザーイ!」 参戦してると思い込み、一生クエスト進めてた筆者に同情してくれると嬉しいです。 製品版の先行プレイとはいえ、記事を書く時間なんかを加味すると、遊べる時間って結構限られていたりもするんですよね。締切にもよりますが、10時間とかその程度が精一杯だったりしてしまい……。なのでふだんの筆者は、限られた時間で魅力を極限まで、いかにして味わうかを念頭にプレイしています。 でも『ガンダムブレイカー4』は根本から違いました。「ケンプファーが好きだ!」とか「ケンプファーのジオラマが作りたい!」そういった大好きな機体への愛情だけで20時間弱も余裕で過ぎてしまったんですよね……。 『機動戦士ガンダム』シリーズにあまり触れてくることが出来なかった筆者がここまで楽しめたということは、同シリーズを網羅して知り尽くしている人たちが遊んだらどういうプレイ体験になるんだろう?そう思うだけでワクワクが止まりません。 『ガンダムブレイカー4』は2024年8月29日発売予定、対応プラットフォームはNintendo Switch、PS4/PS5、PC(Steam)となっています。 通常版のほか、デジタルデラックスエディションやデジタルアルティメットエディションもあるので、あわせてチェックしてみてください。
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