写真：主審へ異議を唱え退場となったジルー

現地時間11月10日から12日にかけて、セリエA第12節の10試合が行われた。 レッチェとのアウェーゲームに挑んだミランは28分、左からのクロスをオリヴィエ・ジルーが体で押し込み先制すると、35分にはドリブルで中央を駆け上がったタイアニ・ラインデルスがそのままシュートを決め、リードを広げる。しかし後半に入るとレッチェの反撃に遭い、66分にCKの流れから、70分にはショートカウンターから立て続けに失点。後半アディショナルタイムにはジルーが退場処分を受け、2－2の引き分けに終わった。ミランはこれでリーグ戦直近4試合未勝利と苦戦が続いている。 【動画】ラツィオ vs ASローマ ハイライト 23/24シーズン セリエA 第12節 11.13 ユヴェントス vs カリアリの一戦は前半をスコアレスで折り返し、迎えた60分にFKからブレーメルのヘディングシュートでユヴェントスが先制。70分にはCKからダニエレ・ルガーニが体で押し込み追加点を奪う。その5分後にカリアリのアルベルト・ドッセナがCKからヘディングシュートを決め、ユヴェントスにとっては7試合ぶりの失点となったが、その後スコアが動かずユヴェントスが1点差で勝利を収めた。 フロジノーネをホームに迎えたインテルは序盤から攻め続けて迎えた43分、フェデリコ・ディマルコが相手GKの位置を見ながら意表を突いたロングシュートを決めて先制に成功。後半開始早々にはマルクス・テュラムが倒されて得たPKをハカン・チャルハノールが冷静に決めてリードを広げ、2－0で勝利を収めている。 「ローマダービー」のラツィオ vs ローマは両チームともに決め手を欠き、スコアレスドローの決着に。鎌田大地はベンチスタートとなり、82分から途中出場したものの、見せ場を作れないまま終わった。ナポリは2連敗中のエンポリをホームに迎えたが、試合終盤に1点を奪われ0－1で敗れた。 サッスオーロ vs サレルニターナは、17分までにサレルニターナが2点のリードを奪ったものの、サッスオーロが2点を奪い返して2－2の引き分け。サレルニターナは今シーズン初勝利とはならなかった。ジェノアは前半終了間際のラドゥ・ドラグシンのゴールが決勝点となり、ヴェローナに勝利を収めている。 モンツァ vs トリノ、ウディネーゼ vs アタランタはいずれも1－1の引き分け。フィオレンティーナは2－1でボローニャを下している。

◉セリエA第12節 結果

サッスオーロ 2－2 サレルニターナ ジェノア 1－0 ヴェローナ レッチェ 2－2 ミラン ユヴェントス 2－1 カリアリ モンツァ 1－1 トリノ ナポリ 0－1 エンポリ フィオレンティーナ 2－1 ボローニャ ウディネーゼ 1－1 アタランタ ラツィオ 0－0 ローマ インテル 2－0 フロジノーネ