【巨人】6連敗止めたチームに「希望の光」 攻守に奮闘が目立つヤングジャイアンツとは
巨人は6月14日の日本ハム戦(エスコン)に7-2と勝利。連敗を6で止め、勝率5割に戻した。 【動画】この粘り強さ!13日の楽天戦で出た萩尾の守備のビッグプレー 先発した戸郷翔征は気迫のピッチング。前週の戸郷の負けから始まった連敗街道、何としても自分で止めるという気持ちが強かった。 最速151キロの直球にフォーク、スライダーの制球も冴え、9三振を奪った。水谷瞬、松本剛に1発を浴びながらも要所を締め、大量失点を防いだ。今季最多の134球を投げ4安打2失点、最後までマウンドを降りなかったことがエースの意地だった。 打線も大幅に組み替えた。不振の坂本勇人を7番に下げ、2番には足も使える増田大輝を組み入れた。大改造となった打線が機能した。 光ったのは5番に入った萩尾匡也にもあった。13日の楽天戦でも昇格即スタメン起用され、マルチ安打をマークしていたが、この試合では「5番・左翼」で先発出場。2-0とリードした3回二死一、二塁で中前適時打を放つと、6-1の7回一死一、三塁の場面では中犠飛を放ち、この日も2打点をマーク。ゲーム状況に応じた働きを示せている。 守備でも13日の楽天戦では5回無死で小深田大翔の左中間を破りそうな打球をダイビングキャッチ、懸命なプレーでチームを鼓舞した。合流後は6打数3安打の打率5割、2打点と勢いを与えている。 この試合では前日に落球と守備で失策を記録していたルーキーの泉口友汰も4打数2安打と気を吐き、試合途中から三塁の守備についた門脇誠も9回無死一塁の場面で水谷瞬の鋭い三塁線の当たりを逆シングルで捕球すると素早く二塁へ送球、反撃の芽をつんだ。ヤングジャイアンツたちの躍動したプレー、坂本、吉川尚輝の一発攻勢とまさに「全員野球」でチームの連敗を6でストップさせた。 リーグ戦再開前の最後のカードで上昇気流をつかめるか。今後の戦いぶりにも期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]