樹液酒場 オオスズメバチが独占 ばんざいポーズで威嚇/兵庫・丹波篠山市
樹液酒場は大にぎわい―。緑深まる兵庫県丹波篠山市の雑木林に甘酸っぱい樹液の発酵臭を漂わせているアベマキ(ナラ科)の大木に、さまざまな昆虫が集まっている。 【写真】「こっちに来るんじゃねえ」 なかでも目立っているのがオオスズメバチ。樹液を独占しようと、近寄って来るチョウはもとより、同類のオオスズメバチに対しても羽を目いっぱい開いて正面を向き、バンザイのようなかっこうで両前脚を高く掲げて威嚇していた。 間もなくすると、夜の酒場に昆虫界のスーパースター、クワガタムシやカブトムシもやって来るだろう。 【丹波新聞むし部】