普通の人が「ミリオネア」となるために、FPが伝授するシンプルな6つの戦略(海外)
3. 積極的な貯蓄
買いたいものがある場合、それに備えて貯金することで借金を避けることができる。バーンズ氏は、タイヤがパンクした場合など、想定外の出費があった場合にクレジットカードを使わなくても対処できるように、預金口座に2500ドル(約37万5000円、1ドル=150円換算:以下同)ほど蓄えておくことを勧める。次に生活防衛資金として、生活するのに毎月最低でもこれだけ必要という額の6カ月分を確保するよう努める。 そうした最小限をカバーできたら、自分の目標を決める。家を買う、事業を立ち上げる、車を買う、大型家電を新しいもので買い換える、などだ。目標額と期限を設定し、達成できるように積極的に貯蓄しよう。
4. 支出を収入の範囲内に収める
月々の支払いを可能な限り制限するよう努力する。高額な携帯電話プランをやめる、ケーブルテレビやストリーミングサービスを選りすぐる、などだ。 バーンズ氏は、住宅費を収入の一定の割合に抑えるのがいいと説明する。賃貸住宅で暮らしているなら、家賃は総収入の20%以下に抑えるべきだ。そうすることで、のちに家を買うことを望んだときなどのために、貯蓄をする余裕ができる。 すでに持ち家がある人の場合、住宅ローン、税、利息、住宅保険、光熱費などのすべてをひっくるめても、総収入の30%を超えるべきではないと、バーンズ氏は指摘する。たとえば、年間の総収入が6万ドル(約900万円)の人は1万8000ドル(約270万円)、月に換算して1500ドル(約22万5000円)を超えるべきではない。 ここで紹介した20%あるいは30%は、あくまでバーンズ氏が推薦する平均値であって、暮らす場所によっては変動することもある。 毎月の出費を追跡するために、役に立つツールの利用を検討しよう。お勧めの予算管理アプリを使えば、銀行口座と結びつけて支出を追跡できる。
5. 雇用を維持する
生涯を通じて雇用を維持することも重要だとバーンズ氏は指摘する。仕事をするということは、社会保障費を納めているということであり、これは退職後に生活する資金を蓄えていると言い換えることが可能だ。 バーンズ氏は、自分にとって興味がある分野で、働きたいと思える職業を探すようアドバイスする。それが、キャリアの成功や成長に違いをもたらす。