小池知事の元側近 学歴詐称疑惑巡り告発状提出 都知事の“援軍”も現れる
東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の元事務総長の小島敏郎氏(75)が18日、都内で会見し、小池氏がカイロ大を卒業したとする虚偽の学歴を選挙公報に記載したとして、公選法違反の疑いで同日、東京地検に告発状を提出したと明らかにした。 小島氏は、前回2020年の都知事選で小池氏が公開した「卒業証書」と「卒業証明書」を疑問視。学生番号や学士号を授与された小池氏の名前の記載がない、女性なのに「ミスター・コイケ」になっているなどと指摘した。 一方で、小池氏にとっての“援軍”も現れた。「雑誌を読んでこの件を知った」というカイロ大文学部卒で、東京国際大国際関係学部教授のハムザ・イサム氏が会見に参加。カイロ大で小池氏の2期下で「何度か見かけた」という。質問に立ったハムザ氏は「私の証書にも学生番号や名前がない。エジプト人は日本人の名前を見ただけでは男性か女性か分からない」などとし「証書を持っていることが卒業の証拠になる」と話した。 都庁で取材に応じた小池氏は、今回も選挙公報に「カイロ大卒」と記す意向を示した。公式SNSにはキャスター時代にアラビア語を話している映像を投稿。小島氏の告発への“反論”とみられる。
