【速報】父親・修被告に初の反対尋問 すすきのホテル殺人事件 母親・浩子被告裁判始まる
札幌・すすきののホテルで2023年7月、男性の首を切断し、頭部を持ち去った事件で逮捕・起訴された親子3人のうち、母親・田村浩子被告の6回目の裁判がきょう(2024年11月20日)、札幌地裁で午前11時から始まりました。 【画像】父親・修被告に初の反対尋問 すすきのホテル殺人事件 母親・浩子被告裁判始まる
きょうの裁判は、検察による父親・田村修被告に対する反対尋問から始まります。 検察が修被告に尋問するのは初めてです。 起訴状によりますと、浩子被告は2023年7月、娘の瑠奈被告(30)が殺害し切断した当時62歳の男性の頭部を自宅に隠すことを容認した死体遺棄ほう助と、頭部を損壊する様子をビデオ撮影するよう瑠奈被告から頼まれ、それを修被告に依頼して遺体の遺棄や損壊を手伝ったとされる死体損壊ほう助の罪に問われています。
浩子被告は初公判で起訴内容を否認していて、「ほう助」という罪が成立するかが争点となっています。 元検察官で刑事裁判に詳しい中村浩士弁護士は、きょうの裁判では「弁護側が主張する浩子被告は自宅に頭部があることを知っていながらもどうすることもできなかった。だから無罪だという主張を崩すために、修被告を証人として反対尋問を行い、スマートフォンの検索履歴やスーツケース・刃物類の購入状況などを突きつけて、当初から殺害計画を知っていたと、弁護側に対する証言内容の信用性を崩していく」と指摘していて、検察からの厳しい尋問が展開されていくと考えているということです。