牛津川で大きな洪水が発生した想定 牟田部遊水地で設備を動かす手順などを確認【佐賀県】
サガテレビ
大雨の際に水をためる遊水地をスムーズに運用しようと、河川事務所の職員らが、設備を動かす手順などを確認しました。 【リポート・鈴木悠斗】 「梅雨の時期が近づいてきました。こちらのは田畑普段は農地として利用されていますが、大雨が降った際には、遊水地として活用されます」 訓練は、多久市の牟田部遊水地が完成した2002年以来、武雄河川事務所が毎年行っているもので、6日は、職員や地元の建設会社の社員など約30人が参加しました。 多久市や小城市などを流れる牛津川で大きな洪水が発生したとして、遊水地に水をためる想定で、参加した人たちはまず周辺に人が近づかないよう道路を通行止めにするなど対応。 このあと水位を調整する越流堰という堤防を動かす手順などを確認しました。 【武雄河川事務所 吉田美幸副所長】 「一連の作業がですね、実際の行動に伴って確認ができました。かなり時間感覚とかも分かりましたので非常に有意義な訓練だったと思います」 牟田辺遊水地の面積は約52.4ヘクタールで、SAGAアリーナ17個分ほどの面積があり、3年前の豪雨では牛津川の下流の水位を30センチ低下させたということです。
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