棋士編入試験の第3局始まる 西山女流三冠、女性初の「棋士」を目指す
将棋界で女性として初の「棋士」を目指す、西山朋佳女流三冠(29)の棋士編入試験の第3局が始まりました。ここまで1勝1敗で、合格に向け2勝目を狙います。 【映像】棋士編入試験 第3局の様子 西山朋佳女流三冠の棋士編入試験の第3局は、午前10時から大阪市の関西将棋会館で始まりました。編入試験は、新しく四段になったプロ棋士5人との対局で、3勝すれば合格となります。 第3局の相手は上野裕寿四段(21)です。上野四段は2024年度、18勝8敗で6割9分2厘と高い勝率を維持しています。 西山女流三冠は、女性だけで争う女流タイトルを通算16期獲得する、トップ女流棋士として活躍する一方で、プロ棋士との対局でも好成績をおさめ、2024年7月編入試験の受験資格を得ました。 編入試験ではこれまでに、3人が合格してプロ棋士になりました。女性では2022年に初めて、福間香奈女流五冠が受験しましたが、結果は0勝3敗でした。 西山女流三冠はここまで1勝1敗で、女性初の「棋士」誕生まであと2勝としています。対局の持ち時間はそれぞれ3時間で、第3局の勝敗は夕方以降に決まる見通しです。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部