総裁選9候補、各地で支持訴え 最後の休日、地方票に照準
自民党総裁選の9候補は23日、投開票前の最後の休日を利用し、投票用はがきの投函期限が24日午前に迫る党員・党友票の積み上げを目指し、各地で視察や街頭演説などに臨んだ。小泉進次郎元環境相(43)は鹿児島市で記者団に地方票獲得へ「全力で頑張る」と強調。石破茂元幹事長(67)は国会内で鳥取県連幹部と共に戦略を練った。高市早苗経済安全保障担当相(63)の陣営は街宣車で東京都内を回り、支持拡大を訴えた。 小泉氏は鹿児島県で製茶会社を視察した後、祖父の純也・元防衛庁長官の母校・鹿児島実業高校を訪問。小林鷹之前経済安保相(49)は札幌市で街頭演説し「国力の源泉である経済力を高める」と力説。加藤勝信元官房長官(68)は都内の街頭演説で国民の所得倍増を唱えた。 茂木敏充幹事長(68)は大阪府内で支持者らと集会を開催し、地方票の投票を呼びかけた。河野太郎デジタル相(61)は自身のユーチューブに出演後、地方票獲得に向け「政策を訴えることに尽きる」と記者団に語った。