ゲームの恐ろしさがさらに加速する!「イカゲーム」シーズン2本予告&キービジュアル
2021年に配信されるや世界94カ国でTOP1に輝くなど、Netflix史上最大のヒットを記録。さらに第74回プライムタイム・エミー賞で6部門を受賞するなど数多くのドラマ賞に輝いたNetflixシリーズ「イカゲーム」のシーズン2が、12月26日(木)より世界独占配信される。このたび、本作の本予告、キービジュアルが解禁となった。 【写真を見る】イ・ジョンジェ演じるギフンが黒幕に迫っていく 本作は、膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸け、”誰もが知る子どもの遊び”になぞらえた「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていくサバイバルスリラー。勝敗の行方はもちろん、ゲームの裏に隠された謎に迫るサスペンス、参加者同士の思惑や動機が絡み合い生まれる濃密な人間ドラマも描かれ、世界がこの“遊戯”に熱狂した。 今回、新たなゲームや新キャラクターにまつわるヒント、そして参加者同士の熾烈な争いが映しだされた本予告が解禁に。ファン・ドンヒョク監督は、シーズン2では”参加者同士の敵対関係”も物語の核になっていると語っており、欲が彼らを狂わせ、混乱の絶頂へと追い詰めるゲームの恐ろしさが、映像からも痛切に迫って来る。人生詰みかけだった気弱な男ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)がゲームで優勝してから3年後、残酷なゲームに終止符を打つため、ギフンは黒幕を明らかにしようと決意。映像は、強い覚悟のもと車へと乗り込み、再びゲームに向かうギフンの姿から始まる。前回とは違う想いでゲームに挑むギフンは、脱落者を出さないために「だるまさんがころんだ」でほかのプレイヤーをけん制。しかし、参加しているプレイヤーはくせ者揃い。元BIGBANGのT.O.Pことチェ・スンヒョン演じる紫髪の男は、微塵でも動いたら即死という残酷な状況下で、前の人の背中をわざと押してドミノ倒しにしてしまう。犠牲を出したくないギフンの想いとは裏腹にゲームを悲惨な方向へとかき乱していくが、はたしてこの男はなにを企んで参加し、ゲームにどんな影響をもたらしていくのか? シーズン2でも、シーズン1同様にゲームの“続行”か“中止”かをかけた参加者による〇×投票が健在。しかし前回よりさらに参加者同士の争いを加速させるルールになっているようで、監督は「参加者たちは第1ゲーム終了後にゲームを続けるか止めるかを投票する機会が与えられますが、今回は前回よりもずっと卑劣なやり口なんです。投票はもはや義務となり、各ゲームの後、生き残った参加者たちは大胆な選択を迫られ、2つの陣営に分かれなければなりません。彼らは自分の選択の理由についてどんどん声を上げるようになり、両陣営間の対立と衝突は激化します」と、参加者間に完全なる分断が生じる仕組みになっていると言及。映像にも、ゲームを続けたい“〇”、ゲームを止めたい“×”のワッペンをつけたそれぞれの参加者が、互いの命も惜しまないほど猛烈に争う様子が映しだされている。 さらに、詐欺に遭いやむなくゲームに参加している参加番号222番のジュニ(チョ・ユリ)と、暗号通貨投資に失敗し逃亡する元インフルエンサーの参加番号333番のミョンギ(イム・シワン)が意味深に見つめあっている様子も映しだされているが、実はジュニは妊娠していることが判明。この2人の関係、そしてジュニの運命にも興味が掻き立てられる。また、涙ぐむ母親(カン・エシム)に対して、「もう一勝負で借金を返せる」とゲーム続行を訴える息子ヨンシク(ヤン・ドングン)ら親子や、そのビジュアルが話題を呼んだ未だ謎に包まれたままのパク・ソンフン演じる参加番号120番のプレイヤーの姿も垣間見え、それぞれのキャラクターの背景にある重厚なドラマも予感させる。 さらに、メリーゴーラウンドのような新たなゲームを背景に、参加者たちが必死に逃げ回る姿を描いたキービジュアルも解禁となった。このゲームは、はたして参加者をどのように絶望へと追い詰めていくのか。 先日、第1話のエピソードタイトルが「パンと宝くじ」であることも公開され、徐々に内容が明らかにされている本作。再び世界を熱狂させる生死をかけたゲームに注目だ。 文/鈴木レイヤ