日産「キャラバン」が変形して防災支援基地に! 機能満載の「走る町役場」は東京オートサロンでお披露目予定です
東京オートサロン2024に日産が出展するコンセプトカーをいち早く紹介
2024年1月12日(金)~14日(日)に開催される東京オートサロン2024において、日産が出展する予定のコンセプトカーをいち早く紹介しよう。今回は「キャラバン」をベースにカスタムした、緊急・災害時には防災拠点にもなる支援車両「Disaster Support Mobile-Hub」だ。 【画像】ガシャンガシャンと基地に変形! カラクリ満載の日産「キャラバン」を見る(29枚)
防災本部もプライベートルームも完備、もちろん家電もOK!
2023年9月に発売された「ポータブルバッテリーfrom LEAF」を計17台も搭載している「Disaster Support Mobile-Hub」(参考出品)は、緊急・災害時の拠点となる支援車両(=Mobile-Hub)を提案したもの。日産キャラバンのオートサロン展示車両としては第4弾となる。 普段は自治体や消防団などが使用し、有事の際にすぐさま避難所に駆けつけ、初動対応として緊急・災害時に必要なライフラインのサポートを行うことができる。防災アドバイザーが監修しており、「走る町役場」のような機能を有しているという。 細部に至るまで車両の設計にこだわって車体本体にさまざまなカスタマイズが施されており、現場にて変形し、作業スペースとプライベートスペース、合計4つの空間を創出することが可能。それぞれのスペースに用途に応じた機能や装備があるため、いざというときの困りごとを解決できるようになっている。 まず、本来は2列目シートがある部分がコントロールオフィス(避難所の運営・管理から情報発信までをこなせる防災本部)となり、車体後部の3列目シートの部分がマルチパーパスルーム(けが人の救護、授乳、おむつ交換などを安心して行える多機能ルーム)となる。車体後部のマルチパーパスルームはもうひとつあり、こちらは着替えや身体を拭いたりすることができる防音個室(プライバシー空間)だ。そして、車外にサポートエリア(配給スペース)も用意され、サイネージモニターによる最新情報の提供や、スマートフォンの充電、ギャレーを活用した調理などが可能となっている。