侍ジャパン先発の高橋宏斗、韓国の中軸を3者連続で空振り三振…物足りなさも残る4回2失点
野球の国際大会「ラグザス プレミア12」は15日、台湾で1次ラウンドB組の2試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」は韓国に6―3で逆転勝ちし、2連勝を飾った。
日本6―3韓国
日本が2連勝。先行された直後の二回に紅林の2点打で逆転。その後も追う展開となったが、五回に牧の2点打で再びリードを奪い、七回に森下の2ランで突き放した。日本は先発の高橋宏が4回2失点。六回以降は中継ぎ陣が奮闘し、相手の反撃を封じた。
持ち味も課題も、経験重ねた22歳
台湾で迎える初戦の韓国戦で、先発を任されたのは高橋宏。初めての球場で、持ち味も、課題も出たマウンドとなった。
二回一死、この日初めての長打を許したところからあっさりと失点。だが、味方の援護で逆転した後の三回は武器のスプリットが効いた。前夜のキューバ戦で2本塁打と好調の3番・金倒永(キムドヨン)から3者連続でスプリットで空振り三振。警戒していた相手打線の中軸を封じてみせた。
吉見投手コーチは「だめでも(調子がよくなくても)試合を作れるようになった」と今季の成長ぶりを評価していたが、尻上がりにいきたかった四回に一発を浴び4回2失点。物足りなさも残る投球内容だった。
リーグ戦では防御率1・38でタイトルを手にした22歳。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来の代表で、また一つ経験を重ねた。(平島さおり)