中国海南省からマカオ入りのスリ集団4人逮捕…少なくとも3人が被害
マカオ治安警察局は12月15日、マカオ半島の旧市街地でスリを繰り返したとして中国海南省出身の自称無職の男4人(20~40代)を逮捕したと発表。 同局によれば、同月11日と12日に地元の40~50代の女性3人から相次いでスリ被害に遭ったと通報があり、マカオ半島北部の旧市街地にある慕拉士(モライス)及び高士徳(コシュタ)エリア一帯を通りがかった際、何者かにバックパックのファスナーを開けられるなどして、中に入っていた金品を盗まれたとのこと。被害総額は3人合計で約2万9300パタカ(日本円換算:約52万円)に上った。
通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して被疑者の割り出しに成功し、13日にコタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設ホテルの客室で4人を逮捕。また、客室内で被疑者らが犯行時に着用していた衣服、盗んだものの一部を発見するに至ったという。 4人は同局の調べに対し、グループを形成して7日にマカオ入りし、以降マカオで多数のスリを繰り返したと供述したとのこと。4人は実行役1人、雨傘を用いて遮蔽するサポート役2人、見張り役1人の布陣をローテーションしていたという。 同局では、4人を加重窃盗罪及び組織犯罪で検察院送致済みとした。