名物司会者が“差別発言”の実名暴露

　暴露本「ENDGAME（エンドゲーム）」で注目を集めているイギリス王室関係者による“人種差別発言”ですが、犯人の「実名」が暴露され大騒動となっています。デーブ・スペクターさんが解説します。 【写真で見る】ヘンリー＆メーガン『エンドゲーム』発売　気になるその中身

差別発言の実名をテレビの名物司会者が暴露

著者は、執筆に当たり「王室メンバーにも取材した」と主張

　11月28日発売の英国王室の暴露本「ENDGAME」（約５０００円）ですが、複数言語に翻訳され全世界で販売されています。ただ、日本語版の発売予定はありません。著者は英王室伝記作家のオミッド・スコビー氏で、ヘンリー王子夫妻の応援団的存在の人物です。2020年にも、ヘンリー王子夫妻の王室離脱について暴露した「自由を求めて」という本を書いています。今回の暴露本に書かれている主な内容ですが、ヘンリー王子夫妻の苦悩だけでなく、エリザベス女王の死の裏側やチャールズ国王・ウィリアム皇太子夫妻の素顔、王室の人種差別発言の問題など王室メンバーの裏側を赤裸々につづっています。オミッド・スコビー氏は、執筆に当たり「王室メンバーにも取材した」と主張しています。

デーブ・スペクターさん

Q.著者のオミッド・スコビー氏は本当に王室メンバーに取材したのですか？ （デーブ・スペクターさん） 「この本はかなりの厚さのある本ですが、すでに出ている情報の焼き直しが多くありますし、著者の意見や感想もたくさん書かれています。今の時点で本当の王室メンバーがスコビー氏に取材協力をするのか？という疑問があります。過去の取材経験で書いていることが多いと思います」 Q.アメリカではそんなに売れていないと聞きますが？ （デーブさん） 「そうなんです。内容はものすごく話題になっていますが、本自体はそれほど売れていません」

メーガン妃 テレビ番組で「人種差別があった」と主張

　2021年、メーガン妃は出演したテレビ番組で、王室内で「生まれてくる子供の肌の色はどの程度黒いのか」などという“人種差別”があったと発言しました。そのときはそこまでだったのですが、今回イギリスで発売された暴露本には、「その人種差別発言をしていたのは王室メンバーと親戚を含む家族の２人だった」と書かれていました。本には、テレビ出演の後メーガン妃はチャールズ国王に手紙を送り、２人の名前について“告げ口”していたと書かれています。その名前について、スコビー氏は「イギリスの法律により、名前を明かすことはできない」としていました。