市村正親×鳳蘭出演のミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」が明治座で
「ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』」が、来年3月の東京・明治座公演を皮切りに、4月から6月にかけて、富山・愛知・静岡・大阪・広島・福岡・宮城・埼玉を巡業する。 【舞台写真】2021年に上演されたミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」より。(写真提供:東宝演劇部) ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」は、1964年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで初演され、日本では1967年に初演された作品。作中では、アナテフカという寒村に暮らすある一家の、愛と絆の物語が描かれる。主人公・テヴィエ役を2004年から同役を演じてきた市村正親、テヴィエの妻・ゴールデ役を2009年から同役を演じてきた鳳蘭が担当。本作にはそのほか、長女・ツァイテル役で美弥るりか、次女・ホーデル役で唯月ふうか、三女・チャヴァ役で大森未来衣、ツァイテルと相思相愛の貧乏な仕立屋・モーテル役で上口耕平、ホーデルと恋に落ちる学生・パーチック役で内藤大希、三女・チャヴァと駆け落ちするロシア人青年・フョートカ役で神田恭兵、そしてツァイテルとの結婚を望む金持ちの肉屋・ラザール役で今井清隆が出演する。 併せて、主催の東宝は、来年2月から東京・帝国劇場が再開発のために一時休館するため、明治座と複数年ならびに複数月にわたる貸館契約を締結したことを発表。ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」は、本契約を受けて明治座で上演される。市村は「明治座は西村晃さんの付き人時代に、三木のり平さんのお芝居で2度ほど出演しています。ただ、新しい劇場になってからは機会がなかったので、ついに明治座に登場か!という気持ちです。初めて出演した時は“町人その1”のような役でしたが、時を経て、『屋根の上のヴァイオリン弾き』で明治座に乗り込むことができます。人形町の食べどころも楽しみにしています! 明治座をこよなく愛しているお客様に、素敵な作品の『屋根の上のヴァイオリン弾き』をお届けいたしますので楽しみに待っていてください」とコメント。 鳳は「今の時代に失われつつある、家族の強い絆と愛情、近隣で暮らす人達との交流と友情、その様な人が生きていく上で支えとなる大切なものがギュッと詰まったミュージカルが『屋根の上のヴァイオリン弾き』です。私はこの公演で5回目のゴールデです。今回明治座での上演ということで、初めての劇場ですので、心も新たに市村パパに寄り添って、愛と優しさと可愛さのある、ちょっぴり口うるさいゴールデを演じたいと思います」と語った。 ■ ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」 2025年3月 東京都 明治座 2025年4月 富山県 オーバード・ホール 大ホール 2025年4月 愛知県 愛知県芸術劇場 2025年4月 静岡県 富士市文化会館ロゼシアター 2025年4月 大阪府 梅田芸術劇場 メインホール 2025年5月・6月 広島県 上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール) 2025年5月・6月 福岡県 博多座 2025年5月・6月 宮城県 名取市文化会館大ホール 2025年5月・6月 埼玉県 ウェスタ川越 大ホール □ スタッフ 台本:ジョセフ・スタイン 音楽:ジェリー・ボック 作詞:シェルドン・ハーニック オリジナルプロダクション演出・振付:ジェローム・ロビンス 日本版演出:寺崎秀臣 日本版振付:真島茂樹 □ 出演 テヴィエ:市村正親 ゴールデ:鳳蘭 ツァイテル:美弥るりか ホーデル:唯月ふうか チャヴァ:大森未来衣 モーテル:上口耕平 パーチック:内藤大希 フョートカ:神田恭兵 ラザール:今井清隆 ※寺崎秀臣の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。