【私の1票(1)】タレント・井上咲楽 政策と人柄のバランス…SNSでチェック
石破政権発足から、戦後最短となる8日後に解散して突入した衆院選。有権者は何を思い、投票するのか。本紙では各界著名人が投票に込める思いを語る連載「私の1票」をスタート。第1回はタレントの井上咲楽さん(25)です。 【写真】ランニングウェア姿を披露した井上咲楽 今回の衆院選は、不祥事があった与党に野党がどう競っていくのか、凄くワクワク感があります。与党に危機感を持たせるのが野党の役目だと思いますし、選挙として「与党が過半数を取るか、野党が勝つか、どっちになるんだろう」とヒリヒリさせてほしいですね。 私が一票を投じる上で重視しているのは候補者の人柄です。もちろん掲げている政策も大事ですが、政策がいいからといって、実際に会ったときに感じが悪かったりすると少し悩みます。人柄を見極めるために、演説に足を運ぶほかにも、候補者のSNSをチェックするようにしています。発言だけでなく、文面にも人柄が表れると思うんです。文章でどんな言い方をするのか。選挙に限らず、普段の人付き合いでも気にしている部分です。 東京都知事選では石丸伸二さんがSNSを活用して票を伸ばしました。一つのうまい戦略ではありますが、有権者としては、そうしたムーブメントに流されることなく投票したい。それぞれ年齢や置かれた環境によって考え方は変わってきます。そうした前提があれば、他の意見の人もリスペクトできるし、自分なりの考えも確立されると思います。 ◇井上 咲楽(いのうえ・さくら)テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」、NHK「サイエンスZERO」に出演中。趣味はマラソンなど。