<南くんの恋人>5度目のドラマ化で令和の世でも注目 有名なのは高橋由美子×武田真治の1994年版 記念すべき1作目は?
同作の知名度が、ドラマ1作目でありながら高橋さんと武田さん共演の1994年版に劣るのは、やはり実写化作品の中で唯一の単発ドラマだったことが大きい気がする、また、南くん役の工藤さんが、1993年に俳優を引退してしまったことも多少、影響はしてるのかもしれない。
実際、5度目のドラマ化が発表された際、高橋さんと武田さんの名前がX(旧ツイッター)のトレンドに浮上した一方で、「『南くんの恋人』の一番最初は石田ひかりだったのは知らなかったな~」「『南くんの恋人』って高橋由美子さんのが初代と思ってたけど石田ひかりさんが初代なんだね」との声が上がっていた。
もちろん、1990年版を「覚えている」といったドラマファンは一定数いる。また世代によっては、深田恭子さんと二宮和也さん(2004年)、中川大志さんと山本舞香さん(2015~16年)をイメージするだろうが、やはり、「南くんの恋人」といえば「高橋さんと武田さんのコンビ」との図式は揺るがないようにも思える。
1990年の単発ドラマが、このまま“知る人ぞ知る1作目”となってしまうのは惜しい気がするが果たして……。