山口智子、藤原紀香を輩出した「東レキャンペーンガール」が終了 「令和の登竜門」はラウンドガールへ
もはやキャンペーンガールの時代は終わったのか。 11月6日、東レ株式会社は「一定の役割を果たしたと判断」したとして、年内をもって「東レキャンペーンガール」を終了すると自社サイトで発表した。 【写真】「美しすぎるラウンドガール」としてブレークしたグラドルはこちら 1981年から始まった「東レキャンペーンガール」は、水着素材の販売拡大や水着の消費喚起を図る役割を担い、歴代のキャンギャルには山口智子、杉本彩、藤原紀香、菊川怜、後に人気キャスターとなった山岸舞彩らが名を連ねている。 「東レと共に“キャンギャル”の二大巨頭と言われ、松嶋菜々子や片瀬那奈らを輩出した旭化成も22年3月で『旭化成グループキャンペーンモデル』の起用を終えています。今では考えられませんが、かつてキャンギャルはハイレグと言われる大胆な水着を着用し、砂浜や海で自慢のプロポーションを披露していました。当時作られたテレホンカードやポスターは“お宝”化しており、今もマニアの間では目が飛び出るような値段で取引されています」(週刊誌記者) しかし、昨今は女性の水着姿で集客しようとする企業の取り組みには疑問の声が上がるようになった。実際、18年にF1がレースクイーン廃止を発表したり、各種ミスコンの開催は激減、東京モーターショーの女性コンパニオン不要論が取り沙汰されるなどしており、キャンペーンガールが「一定の使命」を終えたという判断は妥当だろう。 ただ、モデルたちにとって、キャンギャルは芸能界への“登竜門”でもあった。連日のCMスポットや「肩書」を得たことで雑誌のグラビアオファーを獲得したりしてきた。新人の売り出し予算を半ばタイアップのような形で免除されるのだから、モデルを抱える芸能プロダクション側にも“うまみ”があった。 キャンギャル文化が廃れていくにつれ、大手芸能プロに所属していない新人女性タレントが芸能界への足掛かりを探すのは難しくなってきたが、そんな中で「令和の登竜門」として存在感が強まっているのが、格闘技の「ラウンドガール」だ。