玉名女子高が創立100周年 教育理念の継承誓う 式典で吹奏楽部演奏や教科書展示
玉名市の玉名女子高の創立100周年記念式典が1日、市民会館であり、地域の女子教育を支えた理念の継承と学校のさらなる発展を誓った。 熊本の教育・子育て
同校は1925年、新穂登免[にいほとめ]玉名実践女学院として設立。これまでに約2万6千人が卒業した。現在、普通科、ビジネス科など4科7コースと看護専攻科に計約550人が在籍。吹奏楽部は全国大会常連の強豪で、1月に熊本県民栄誉賞と並ぶ最高の賞と位置付けられている「くまもと夢づくり賞」を受賞した。 式典には在校生や来賓ら約700人が参加。上田春佳生徒会長(3年)が「玉名女子高が自立した女性を育てる場であり続けることを願い、先輩方が築いた道を受け継ぐことを誓う」と決意を述べた。吹奏楽部による記念演奏や、第1回卒業生の遺族が学校に寄贈した当時の裁縫の教科書展示などもあった。(岡本遼)