ワン・ダイレクションのリアム・ペインが31歳で死去
米CNNによると、ワン・ダイレクション(1D)のスターで、ソロ活動でも成功を収めたリアム・ペインが、現地時間2024年10月16日に死去した。享年31歳だった。 警察によると、リアムはアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの3階の部屋から転落して死亡した。落下についての詳しい情報は明らかにされていない。米ビルボードはリアムの代理人に確認とさらなる情報を求めている。 リアムは、ほかにハリー・スタイルズ、ゼイン・マリク、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーランが所属した英ボーイズ・グループ、ワン・ダイレクション(1D)の主要メンバーとして知られる。同グループは2010年に英国版『Xファクター』で結成された。グループとしての1Dは、完売した4回のワールド・ツアーで300回以上の公演を行ったほか、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を4回獲得、同ソング・チャート“Hot 100”で6曲のTOP10ヒットを達成、【MTV ビデオ・ミュージック・アワード】受賞4回、【ティーンズ・チョイス・アワード】受賞28回、米国民的人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』出演2回、そして数十億回のストリーミング再生数を誇っている。 2015年にグループが活動休止した後、リアムは2017年にクエイヴォをフィーチャーした「Strip That Down」でソロ・デビューを果たし、この楽曲はHot 100で10位を記録した。映画『フィフティ・シェイズ・フリード』のサウンドトラックに収録されているリタ・オラとのコラボ・シングル「For You」、ゼッドとの「Get Low」、J.バルヴィンとの「Familiar」などの一連のシングル曲を経て、リアムは2018年8月に初のソロEP『ファスト・タイム』を発表し、2019年12月にデビュー・アルバム『LP1』をリリースした。 2021年、リアムはポッドキャスト『Diary of a CEO』で薬物使用の問題について語り、1D時代のうつ病と依存症との闘いを明かした。しかし、2023年5月に彼は100日間一滴もアルコールを口にしていないことを明かした。当時彼は、「すごく、すごくいい感じだ。もう100日以上も禁酒している。気分は最高だよ。すごく、すごく気分が良いし、ファンからの応援も、何もかもがすごく、すごくいい。だから超ハッピーだよ」と述べていた。 その数か月後の8月25日に彼は自身のSNSに投稿したメッセージで、“深刻な腎臓感染症”で入院したため南アフリカ・ツアーの日程を延期すると発表した。彼は数週間後に退院した。 2024年3月にリアムは3年ぶりの新曲「Teardrops」をリリースした。この楽曲はイン・シンクのメンバーであるJC・シャゼイと共作された。亡くなるわずか数週間前の現地時間10月2日、リアムはブエノスアイレスのMovistar Arenaで行われた、1Dのナイルのコンサートに出席している姿が目撃されていた。彼はボックス席からファンに挨拶したり、一緒に歌ったりしていた。 リアムには、2017年3月に歌手のシェリル・コールとの間に授かったベア・グレイという名前の息子がいる。